XenCenter

XenCenterの通知

XenCenterには、さまざまなアラートが表示されます。アラートを表示するには、[通知][アラート]の順にクリックします。

[アラート]ページには、主に以下の種類のアラートが表示されます:

  • パフォーマンスアラート:サーバー、仮想マシン、またはストレージリポジトリで、CPU、メモリ使用、ネットワーク使用、ストレージスループット、または仮想マシンのディスク使用が特定のしきい値を超過した場合に、アラートが生成されるように設定できます。パフォーマンスアラートの設定については、「パフォーマンスアラートの設定」を参照してください。
  • 高可用性状態のアラート :プールがオーバーコミットされたときなど、プールの高可用性状態が変化すると、アラートが生成されます。プールがオーバーコミットされたときなど、プールの高可用性状態が変化すると、アラートが生成されます。
  • ライセンスの有効期限のアラート:管理対象サーバー上のXenServerライセンスが有効期限に近づいたとき、および期限に達したときに、アラートが生成されます。
  • 製品終了のアラート:[Citrix Hypervisor 8.2 CU1以前のサーバー向け]。管理対象サーバー上のCitrix Hypervisorバージョンが製品終了に近づいたとき、および製品終了になったときに、アラートが生成されます。将来の機能およびセキュリティ関連の問題に対処するための更新を確実に適用できるように、環境を最新のサポート対象リリースに更新してください。更新ビューに移動し、使用可能な更新またはアップグレードオプションを確認します。
  • 証明書のアラート: XenServerホスト上の証明書が有効期限に近づいたとき、および期限に達したときに、アラートが生成されます。有効期限の30日前に、最初のアラートが生成されます。有効期限の14日前および7日前に、アラートの重要度レベルがそれぞれ上がります。
  • チャネル更新アラート:XenServerプールに更新チャネルを構成していない場合、または最後にプールを更新チャネルと同期してから90日が経過した場合、アラートが生成されます。180日後には、アラートの重要度が上がります。

アラートの管理

XenCenterには、便利なフィルター機能が用意されています。[アラート]ページのアラートの一覧にフィルターを適用できます。特定のリソースプールやサーバーのアラートだけを表示したり、特定の期間に生成されたアラートだけを表示したりできます。これらのアラートの中には、原因となった問題を簡単に解決できるものがあります。以下のセクションでは、[アラート]ページに表示されるさまざまなオプションを示しています。

重要度によるフィルタ

特定の重要度のアラートだけを表示します。

デフォルトでは、すべての重要度レベルのアラートが[アラート]ページに表示されます。特定の重要度のアラートだけを表示するには、[重要度によるフィルタ]を選択して、対象外の重要度の選択を解除します。[すべて表示]を選択するとすべてのアラートが表示されます。

場所によるフィルタ

特定の場所で発生したアラートだけを表示します。

デフォルトでは、XenCenterで接続しているすべてのサーバーからのアラートが表示されます。特定のサーバーからのアラートを非表示にするには、一覧でそのサーバーの選択を解除します。そのサーバーを再度クリックすると、そのサーバーからのアラートが再表示されます。

日付によるフィルタ

特定の期間に発生したアラートだけを表示します。

デフォルトでは、現在のXenCenterセッションで発生したすべてのアラートが表示されます。特定の期間に発生したアラートだけを表示するには、一覧で期間を選択します。[カスタム]を選択すると、特定の日時を指定してレポート期間を定義できます。[すべて表示]を選択するとすべてのアラートが表示されます。

更新

[アラート]ページが開いているときに発生したアラートは、一覧に表示されない場合があります。一覧に最新の情報を表示するには、[更新]を選択します。

すべてをエクスポート

アラートをコンマ区切りのテキストファイル(*.csv)としてエクスポートして、外部アプリケーションで表示できます。

すべてクリア

[アラート]ページのすべてのアラートを削除します。

一覧のすべてのアラートをクリアするには、[すべてクリア]を選択します。特定のアラートのみをクリアするには、それらのアラートを選択して[選択をクリア]を選択します。

操作

表示されているアラートに対する操作を選択できます。[アクション] 列の一覧には、そのアラートで選択できるすべての操作が表示されます。

一覧でアラートを選択して、[アクション]列のドロップダウンリストから実行する操作を選択します。以下のような選択肢があります:

  • アラート設定:サーバーのCPU、メモリ使用、ネットワーク使用、およびストレージスループットに関するアラートを管理します。これにより、サーバーの[プロパティ]ダイアログボックスが開きます。
  • コピー:アラートの内容がクリップボードにコピーされます。
  • クリア:そのアラートをクリアします。
  • Webページを開く:Webブラウザーが起動して、アップデートのページが開きます。
  • 高可用性設定:高可用性機能に関するアラートを管理します。これにより、[高可用性の構成]ダイアログボックスが開きます。
  • ヘルプ:そのアラートに関連したヘルプトピックが開きます。
  • ライセンスマネージャー:ライセンスを管理します。これにより、[ライセンスマネージャー]ダイアログボックスが開きます。
  • ログファイルの表示:ログファイルが格納されているディレクトリが開きます。
  • 証明書のインストール:サーバーの証明書を更新します。これにより、[証明書のインストール]ダイアログボックスが開きます 。
  • [Configure Updates]:ホストまたはプールのサーバーのアップデートを構成します。
  • [Synchronize Now]:ホストまたはプールを構成された更新チャネルと同期します。

アラート通知メールの受信

XenCenterでは、プール内のいずれかのサーバーおよび仮想マシン、またはスタンドアロンサーバーとその仮想マシンに対するアラートが生成されたときに、通知メールが送信されるように設定できます。メール通知機能を有効にすると、重要度が3以上のアラートが生成されたときに通知メールが受信されます。

XenServer xe CLIを使用して独自のアラートを生成する場合は、さまざまな種類のアラートに優先順位を割り当てることができます。詳しくは、「コマンドラインインターフェイス」を参照してください。

メール通知を有効にするには

  1. [インフラストラクチャ]ビューで、プールまたはスタンドアロンサーバーを選択します。
  2. [全般]タブの[プロパティ]を選択します。
  3. [プロパティ] ダイアログボックスの [Email Notifications] タブを選択します。
  4. [アラートをメールで送信する] チェックボックスをオンにして、送信先アドレスの詳細を入力します。

    注:

    ここで指定するSMTPサーバーは、認証が不要なものである必要があります。認証が必要なSMTPサーバーを指定すると、メールが送信されません。認証が必要なSMTPサーバーでメールを送信する方法については、「管理と監視」を参照してください。

  5. [OK]を選択して変更を保存し、ダイアログボックスを閉じます。

SNMPによるアラート通知の受信

注:

SNMP機能は、XenServer Premium EditionまたはTrial Editionユーザーが利用できます。XenServerライセンスについて詳しくは、「ライセンス」を参照してください。XenServerのライセンスをアップグレードまたは入手するには、XenServerのWebサイトにアクセスしてください。

プール管理者の役割では、SNMPを使用して、XenServerホストとdom0(ホストのコントロールドメイン)によって消費されるリソースをリモートで監視できます。また、XenServerでエラーまたは障害が発生したことをネットワーク管理システム(NMS)に警告するメッセージである、トラップを構成することもできます。NMSトラップレシーバーの構成方法について詳しくは、「SNMPを使用してホストとdom0のリソースを監視する」を参照してください。

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