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GPU
XenCenterでは、仮想マシンを作成する間に専用グラフィック処理装置(GPU)または仮想GPUを新しい仮想マシンに割り当てることができます。この機能により、GPUの処理能力を仮想マシンで利用できるため、高度な3Dグラフィックアプリケーションのサポートが向上します。これには、CAD/CAM、GIS、および医療用イメージングアプリケーションなどが含まれます。
詳しくは、「グラフィックの構成」を参照してください。
XenServerでは、追加のハードウェアを必要としないグラフィックアクセラレーションソリューションであるIntelの仮想GPUがサポートされます。一部のプロセッサに埋め込まれたIntel Iris Pro機能、および仮想マシン内にインストールされている標準のIntel GPUドライバーが使用されます。GPU機能を使用できるチップセットがマザーボードに備わっている必要があります(Xeon E3 v4 CPUの場合はC226、Xeon v5 CPUの場合はC236など)。サポートされるプロセッサについて詳しくは、XenServer ハードウェア互換性一覧を参照してください。
次の表は、ゲスト用にサポートされているGPUパススルー、共有GPU(vGPU)、複数の共有GPU(vGPU)の一覧です:
注:
Citrix Hypervisor 8.0以前のリリースでは、仮想マシンに追加できるvGPUは1つのみです。Citrix Hypervisor 8.1以降は、NVIDIA GPUがこの機能をサポートし、vGPUが同じタイプである場合、複数のvGPUを仮想マシンに追加できます。
Windows VMに対するGPUパススルー | Linux VMに対するGPUパススルー | Windows仮想マシンの共有GPU(vGPU) | Linux VMに対する共有GPU(vGPU) | Windows VMに対する複数の共有GPU(vGPU) | Linux VMに対する複数の共有GPU(vGPU) | |
---|---|---|---|---|---|---|
AMD | はい | |||||
Intel | はい | はい(廃止済み) | ||||
NVIDIA | はい | はい | はい | はい | はい | はい |
使用するグラフィックカードによっては、ベンダーのサブスクリプションまたはライセンスが必要な場合があります。
[追加]をクリックすると、[GPUの種類]の一覧には、使用可能なGPU、サポートされる仮想GPUの種類、解像度、および各仮想GPUで許可される最大ディスプレイ数が表示されます。一覧からGPUまたは仮想GPUの種類を選択して、仮想マシンにGPUまたは仮想GPUを追加します。
また、仮想GPU機能を使用している場合は、[GPU全体のパススルー]を選択して仮想マシンでGPUのすべての処理能力を使用できるようにします。GPUや仮想GPUの選択は、後で必要に応じて変更できます。詳しくは、「仮想マシンプロパティの変更」を参照してください。
注:
- GPUパススルーおよびグラフィック仮想化は、XenServer Premium Editionユーザーのみが利用できます。詳しくは、「XenServerライセンスについて」を参照してください。
- Linux仮想マシンに対してNVIDIA GPUパススルーを使用するためのライセンス制限はありません。
- GPUをLinux仮想マシンに割り当てる場合、[GPUの種類] の一覧にホストまたはプール上の使用可能なすべてのGPUの種類が表示されます。ただし、Linux仮想マシンでサポートされるのはNVIDIA GPUパススルーだけです。
Intel GPUパススルーの有効化
XenServerでは、Intel統合GPUデバイスを使ったWindows仮想マシンに対するGPUパススルー機能をサポートします。これはHaswell(Xeon E3-12xx v3)またはIntel統合GPUデバイスを含みグラフィック可能なチップセットがある新しいCPUでサポートされます。サポートされるハードウェアについて詳しくは、XenServer ハードウェア互換性一覧を参照してください。
Intelサーバー上のIntel GPUを使用する場合、XenServerサーバーのコントロールドメイン(dom0)が、統合されたGPUデバイスにアクセスします。このような場合、GPUではパススルーが無効になります。IntelサーバーでIntel GPUパススルー機能を使用するには、GPUを仮想マシンにパススルーする前にdom0およびGPU間の接続を無効にする必要があります。
接続を無効にするには:
- リソースペインでXenSerevrホストを選択します。
- [全般]タブで[プロパティ]をクリックして、左ペインで[GPU]タブをクリックします。
-
[統合されたGPUパススルー] で、[このサーバーは統合されたGPUを使用しません]をクリックします。
この設定により、dom0とIntel統合GPUデバイスとの間の接続を無効にします。
- [OK] をクリックします。
-
XenServerサーバーを再起動して、変更を適用します。
新しい仮想マシンを作成する間、GPUの種類の一覧にIntel GPUが表示されるようになりました。また、仮想マシンの[プロパティ]タブにも表示されます。
注:
dom0とGPU間の接続を無効にした後はXenServerホストの外部コンソール出力(たとえば、VGA、HDMI、DP)は利用できません。
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