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ワークロードバランスが有効なときの保守モード

ワークロードバランスが有効なリソースプールでは、ホストを保守のためにオフラインにすると、XenServerはそのホスト上で実行されているすべての仮想マシンを自動的にほかの適切なサーバー(存在する場合)に移行します。仮想マシンの移行先ホストは、ワークロードバランスが最適化モードとパフォーマンスしきい値の設定、およびパフォーマンス測定値に基づいて計算した推奨項目により決定されます。

移行先サーバーが使用できない状態である場合は、[保守モードへの切り替え]ダイアログボックスに「ここをクリックしてVMを一時停止します」というメッセージが表示されます。この場合、十分なリソースを持つサーバーがないため、ワークロードバランスでは推奨再配置先が提示されません。管理者は、仮想マシンを一時停止するか、保守モードを終了してほかのホスト上のワークロードを軽減する(仮想マシンを一時停止するなど)などの処置を行います。その後、[保守モードへの切り替え]ダイアログボックスを再表示すると、移行に適したホストがワークロードバランスに表示されることがあります。

注:

ワークロードバランスが有効なリソースプールでサーバーを保守モードにすると、[保守モードへの切り替え]ダイアログボックスの右上に「ワークロードバランスが有効」が表示されます。

ワークロードバランスが有効なときに保守モードに切り替えるには

  1. リソースペインでサーバーを選択して、次のいずれかを行います:
    • 右クリックして[保守モードへの切り替え]を選択します。
    • [サーバー]メニューの[保守モードへの切り替え]を選択します。
  2. [保守モードへの切り替え]を選択します。これにより、そのサーバー上で実行中のすべての仮想マシンが、最適化モードとパフォーマンスしきい値の設定、およびパフォーマンス測定値に基づいて決定される最適なサーバーに自動的に移行されます。

サーバーの保守モードを終了するには

  1. リソースペインでサーバーを選択して、次のいずれかを行います:
    • 右クリックして[保守モードからの切り替え]を選択します。
    • [サーバー]メニューの[保守モードからの切り替え]を選択します。
  2. [保守モードからの切り替え]を選択します。

    これにより、そのサーバーでホストされていたすべての仮想マシンが自動的に復元されます。

ワークロードバランスが有効なときの保守モード