XenCenter

プールプロパティの変更

リソースペインで任意のリソースプールを選択して[全般]タブを選択すると、そのプロパティと状態が表示されます。プールのプロパティを変更するには、[全般]タブの[プロパティ]をクリックします。

プロパティの編集アイコン - 灰色の矩形の中に線が引かれている。 全般プロパティ - 名前、説明、フォルダー、タグ

[プロパティ]ダイアログボックスの[全般]ページでは、プールの名前、説明、フォルダー、およびタグを表示したり変更したりできます。

  • プール名を変更するには [名前]ボックスに新しい名前を入力します。
  • 説明を変更するには、[説明]ボックスにテキストを入力します。
  • プールをフォルダーに追加するか、別のフォルダーに移動するには、[フォルダー]ボックスの[変更]を選択します。フォルダーを選択します。詳しくは、「フォルダーの使用」を参照してください。
  • プールのタグ付けについて詳しくは、「タグの使用」を参照してください。

フィールドアイコン カスタムフィールド

カスタムフィールドを使用すると、管理対象のリソースに情報を追加して、リソースを簡単に検索したり分類したりできます。カスタムフィールドの使用について詳しくは、「カスタムフィールドの使用」を参照してください。

メールアイコン メールオプション

このタブで、プール内のいずれかのサーバーまたは仮想マシンに対するシステムアラートが生成されたときにメール通知が送信されるように設定できます。詳しくは、「XenCenterの通知」を参照してください。パフォーマンスアラートメールを受信する場合、一覧から表示言語を選択できます。選択可能な言語は、日本語、英語、中国語です。

XenCenterのパフォーマンスアラートメールを構成するためのデフォルトの言語は英語です。

電源投入アイコン - 緑の円の上に白い電源アイコンが重ねて表示されます。 電源投入

電源投入機能では、サーバーがリモートからの電源管理をサポートする場合に、電源投入モードを設定できます。リソースプールの全体的なワークロードに応じて物理サーバーの電源を投入したり切断したりできます(ワークロードバランス機能の1つ)。

  • ページ上部の一覧から、電源投入を設定するサーバーを選択します。
  • [電源投入モード] で、[電源投入] モード(無効、Wake-on-LAN、DRAC、IPMI、またはカスタムスクリプト)を選択します。利用可能な電源投入設定は、ホストのバージョンによって異なります。
  • [設定オプション] では、IPアドレスと資格情報、またはホストの電源投入スクリプトのキーおよび値を指定します。指定する必要があるオプションは、選択した [電源投入モード] オプションに依存します。

ホストの電源投入機能の前提条件および設定オプションについて詳しくは、「ホスト電源投入の設定」を参照してください。

GPUアイコン GPU

このタブによりプール全体のポリシーを設定して仮想マシンを使用できるGPUに割り当て、密度の最大化またはパフォーマンスの最大化を設定できます。環境に適したオプションを選択してください。

GPUグループごとに異なる設定が指定されている場合、[GPU]タブには [混在] 設定が表示されます。つまり、プール内のあるGPUグループには密度の最大化が構成されている場合、残りのGPUグループにはパフォーマンスの最大化が構成されていることになります。XenCenterを使って [混在] 設定の設定または編集は実行できません。GPUグループごとに異なる設定を使用するには、xe CLIを使用します。

注:

GPU仮想化は、XenServer Premium Editionユーザーが利用できます。ホストがライセンス要件を満たし、さまざまな仮想GPUの種類をサポートするGPUがある場合はXenCenterで[GPU]タブが表示されます。詳しくは、「XenServerライセンスについて」を参照してください。

セキュリティアイコン - 南京錠。セキュリティ

[セキュリティ] タブでは、プールの管理インターフェイスのTCPポート80を開くか閉じるかを指定できます。推奨は、ポートを閉じることです。

[セキュリティ]タブを使って、プールとの通信に使用されるセキュリティプロトコルを指定できます。

  • TLS 1.2のみ:このオプションは、TLS 1.2プロトコルを使用してXenServerプールと通信可能な管理APIクライアントとアプライアンス(サードパーティのアプライアンスを含む)からの通信を受け付けます。TLS 1.2のみのオプションでは、次の暗号の組み合わせが使用されます:

  • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384(Citrix Hypervisor 8.2以降)
  • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384(Citrix Hypervisor 8.2以降)
  • TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256(Citrix Hypervisor 8.2以降)
  • TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256

    重要:

    このオプションを選択する前に、XenServerプールと通信するすべての管理APIクライアントがTLS 1.2と後方互換性を有していることを確認してください。

    Citrix Hypervisor 8.2以降では、このオプションのみが提供されます。

ライブパッチアイコン ライブパッチ

このタブを使用して、ライブパッチを有効または無効に設定できます。ライブパッチを使用して、ユーザーはホストを再起動することなく、いくつかのLinuxカーネルおよびXenハイパーバイザーのアップデートをインストールできます。このオプションは、デフォルトで有効になっています。

注:

XenServerライブパッチは、XenServer Premium Editionユーザーが利用できます。ライセンスについて詳しくは、「XenServerのライセンスについて」を参照してください。

ネットワークアイコン ネットワーク

このタブでは、IGMPスヌーピングを有効または無効にできます。XenServerがマルチキャストトラフィックをすべてのゲスト仮想マシンに送信します。ホストデバイスは想定外のパケットを処理する必要があるため、この動作によって不必要な負荷が発生することになります。IGMPスヌーピングを有効にすると、ローカルネットワーク上のホストは明示的に参加していないマルチキャストグループのトラフィックを受信しなくなります。このアクションにより、マルチキャストのパフォーマンスが向上します。IGMPスヌーピングは、IPTVのように帯域幅を大幅に消費するIPマルチキャストアプリケーションの場合、特に有効です。デフォルトでは、このオプションは無効になっています。

注:

  • IGMPスヌーピングは、ネットワークのバックエンドがOpen vSwitchを使用している場合のみ使用できます。
  • この機能をプールで有効にする場合、物理スイッチの1つでIGMPクエリアを有効にすることが必要なこともあります。これを有効にしないと、サブネットワークのマルチキャストがブロードキャストにフォールバックし、XenServerのパフォーマンスが低下する可能性があります。
  • IGMP v3を実行しているプールでこの機能を有効にすると、仮想マシンの移行またはネットワークボンディングのフェイルオーバーによってIGMPのバージョンがv2に切り替わることがあります。
  • XenServer IGMPスヌーピングは、XenServer Premium Editionユーザーが利用できます。ライセンスについて詳しくは、「XenServerのライセンスについて」を参照してください。

クラスタリングアイコン クラスタリング

このタブを使用して、クラスタリングを有効または無効に設定できます。GFS2でシンプロビジョニングされたストレージリポジトリを使用するには、プールでクラスタリングを有効にします。

注:

3つ以上のサーバーとGFS2ストレージリポジトリを含むプールでのみクラスタリングを適用することをお勧めします。

GFS2ストレージリポジトリが含まれていないプールではクラスタリングを有効にしないでください。

プールでこの機能を有効にする場合は、ネットワークを指定します。クラスタリングメカニズムでは、このネットワークを使用してプール内のすべてのサーバーと通信します。サーバーがクラスタリングされたプール内の他のサーバーの大部分と通信できない場合、タイムアウトの後そのサーバーは自動で隔離されます。ホストの不要な自動隔離の可能性を減らすため、クラスタリングに使用するネットワークが信頼できるものであることを確認してください。Citrixでは、物理的に別のボンディングされたネットワークを使用することをお勧めします。詳しくは、「新しいネットワークの追加」を参照してください。

高度なオプションアイコン 高度なオプション

このタブでは、プールに対して高度なオプションを構成できます。

仮想マシンのライブマイグレーション中、仮想マシンのメモリはネットワークを使用して、データストリームとして2つのホスト間で転送されます。移行ストリーム圧縮機能を有効にすることで、このデータストリームを圧縮し、低速ネットワークでのメモリ転送を高速化できます。移行ストリーム圧縮機能を有効にするには、[Compress VM memory and vGPU data during VM live migration] チェックボックスをオンにします。この機能はデフォルトでは無効になっています。

NRPEアイコン NRPE

注:

NRPE機能は、XenServer Premium EditionまたはTrial Editionユーザーが利用できます。XenServerライセンスについて詳しくは、「ライセンス」を参照してください。XenServerのライセンスをアップグレードまたは入手するには、XenServerのWebサイトにアクセスしてください。

このタブでは、プールのNRPEサービスを構成できます。

[NRPE] タブには、プールのデフォルトのNRPE構成値が表示されます。プール管理者の役割を持つユーザーは、Nagios Remote Plugin Executor(NRPE)に対応した任意のサードパーティ監視ツールを使用して、XenServerホストおよびdom0(ホストのコントロールドメイン)によって消費されるリソースを監視できます。NRPEを使用してキャプチャできるホストとdom0のメトリックについては、「NRPEを使用してホストとdom0のリソースを監視する」を参照してください。

[Enable NRPE] チェックボックスをオンにして、プールのNRPEを有効にします。NRPEデーモンとの通信を許可する監視サーバーをさらに追加するには、IPアドレスまたはホスト名のコンマ区切りの一覧でホストを指定します。警告およびクリティカルのしきい値テーブルの値を変更することで、プラグインチェックの警告およびクリティカルのしきい値を調整することもできます。NRPEサービスの構成方法について詳しくは、「NRPEを使用してホストとdom0のリソースを監視する」を参照してください。

注:

[NRPE]タブは、プール管理者の役割を持つユーザーのみが使用できます。

SNMPアイコン SNMP

注:

SNMP機能は、XenServer Premium EditionまたはTrial Editionユーザーが利用できます。XenServerライセンスについて詳しくは、「ライセンス」を参照してください。XenServerのライセンスをアップグレードまたは入手するには、XenServerのWebサイトにアクセスしてください。

このタブでは、プールのSNMPサービスを構成できます。

[SNMP] タブには、プールのデフォルトのSNMP構成値が表示されます。プール管理者の役割では、SNMPを使用して、XenServerホストとdom0(ホストのコントロールドメイン)によって消費されるリソースをリモートで監視できます。

[Enable SNMP] チェックボックスをオンにして、スタンドアロンホストのSNMPを有効にします。[Add Trap Receiver] をクリックすると、トラップレシーバーを1つ追加できます。SNMPサービスの構成方法について詳しくは、「SNMPを使用してホストとdom0のリソースを監視する」を参照してください。

注:

[SNMP]タブは、プール管理者の役割を持つユーザーのみが使用できます。

XenCenterに [SNMP] タブが表示されない場合は、プールのメンバーがSNMPをサポートするバージョンのXenServerを実行していないことが原因である可能性があります。プール内のすべてのメンバーをXenServerの最新バージョンにアップデートしてください。

プールプロパティの変更