XenServer

コマンドラインインターフェイス

xe CLIを使用すると、システム管理タスクをスクリプト化して自動化できます。CLIを使用することで、XenServerを既存のITインフラストラクチャに統合できます。

xe CLIの使用を開始する

xeコマンド ラインインタフェースは、デフォルトですべてのXenServerホストにインストールされます。リモートWindowsバージョンはXenCenterに含まれています。Linuxの場合、スタンドアロンのリモートCLIも使用できます。

XenServerホスト上

xeコマンドラインインターフェイスは、デフォルトでホストにインストールされます。dom0コンソールでxe CLIコマンドを実行できます。次のいずれかの方法でdom0コンソールにアクセスします:

  • XenCenterで、コマンドを実行するホストの[コンソール]タブに移動します。
  • コマンドを実行するホストにSSHで接続します。

Windowsの場合

Windowsでは、xe.exeコマンドがXenCenterと一緒にインストールされています。

xe.exeコマンドを使用するには、Windowsのコマンドプロンプトを開き、ディレクトリをxe.exeファイルが保存されているディレクトリに変更します(通常はC:\Program Files (x86)\XenServer\XenCenter)。xe.exeのインストール先をシステムパスに追加する場合は、ディレクトリを変更することなくコマンドを使用できます。

Linuxの場合

RPMベースのディストリビューション(Red Hatなど)では、メインのXenServerインストールISOイメージの「client_install/xapi-xe-BUILD.x86_64.rpm」という名前のRPMからスタンドアロンxeコマンドをインストールできます。

RPMからインストールするには、次のコマンドを使用します:

rpm -ivh xapi-xe-BUILD.x86_64.rpm
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コマンドラインでパラメーターを使用すると、xeコマンドの実行時に使用するXenServerのホスト、ユーザー名、およびパスワードを定義できます。または、パラメーターではなく環境変数として設定することもできます。例:

export XE_EXTRA_ARGS="server=<host name>,username=<user name>,password=<password>"
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注:

セキュリティで保護された接続を介してファイル転送を行うコマンドを実行しようとすると、Linux上のリモートxe CLIが動作を停止することがあります。この場合は、--no-sslパラメーターを使用することで、セキュリティで保護されない接続を介してXenServerホストに対してコマンドを実行できます。

xeコマンドのヘルプの表示

ホスト上のCLIの基本ヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します:

xe help command
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使用頻度の高いxeコマンドの一覧を表示するには、次のコマンドを実行します:

xe help
<!--NeedCopy-->

また、すべてのxeコマンドの一覧を表示するには、次のコマンドを実行します:

xe help --all
<!--NeedCopy-->

基本構文

XenServerのすべてのxeコマンドの基本構文は、次のとおりです:

xe command-name argument=value argument=value
<!--NeedCopy-->

各コマンドには、argument=valueという形式で指定する引数のセットがあります。一部のコマンドには必須の引数があり、多くのコマンドにはオプションの引数があります。通常、オプションの引数を指定せずにコマンドを実行すると、各引数のデフォルト値が適用されます。

xeコマンドがリモートで実行されると、接続と認証に追加の引数が使用されます。これらの引数も、argument=argument_value形式で指定します。

server引数では、コマンドの実行先のホスト名またはIPアドレスを指定します。username引数とpassword引数では、認証情報(ユーザー名とパスワード)を指定します。

password-file引数は、パスワードを直接入力する代わりに指定できます。この場合、xeコマンドは指定されたファイルからパスワードの読み取りを試み、そのパスワードを使用して接続します(ファイルの最後にある行末のCRおよびLFはすべて削除されます)。この方法は、コマンドラインでパスワードを直接指定するよりも安全です。

オプションのport引数を使用して、リモートのXenServerホストのエージェントポート(デフォルトで443)を指定できます。

例: ローカルのXenServerホストの場合:

xe vm-list
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例: リモートのXenServerホストの場合:

xe vm-list username=username password=password server=hostname
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リモート接続用の引数では、以下の省略構文も使用できます:

  • -u:ユーザー名
  • -pw:パスワード
  • -pwf:パスワードファイル
  • -p:ポート
  • -s:サーバー

例: リモートのXenServerホストの場合:

xe vm-list -u myuser -pw mypassword -s hostname
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また、引数は、環境変数XE_EXTRA_ARGSからコンマ区切りのキー/値ペアの形式でも取得されます。たとえば、リモートのXenServerホストで実行されるコマンドを入力するには、まず次のコマンドを実行します:

export XE_EXTRA_ARGS="server=jeffbeck,port=443,username=root,password=pass"
<!--NeedCopy-->

このコマンドを実行した後は、実行する各xeコマンドでリモートのXenServerホストのパラメーターを指定する必要はありません。

また、環境変数XE_EXTRA_ARGSを使用すると、リモートのXenServerホストにxeコマンドを実行するときに、Tabキーによる自動補完機能を使用できるようになります。この機能はデフォルトでは無効になっています。

特殊文字と構文

xeコマンドで引数/値ペアを指定するには、次の形式を使用します:argument=value

値にスペースが含まれている場合を除き、引用符を使用しないでください。引数名、等号(=)、および値の間にスペースを挿入しないでください。この形式に従っていない引数はすべて無視されます。

スペースを含む値の場合、次のように記述します:argument="value with spaces"

XenServerホストでCLIを使用する場合、標準のLinux bashシェルの機能に類似したTabキーによる自動補完機能を使用できます。たとえば、「xe vm-l」と入力してからTabキーを押すと、コマンドの残りの部分が表示されます。ただし、vm-lで始まるコマンドが複数ある場合は、Tabキーをもう1回押すと、それらのコマンドが一覧表示されます。この機能は、コマンド内でオブジェクトのUUIDを指定する場合に便利です。

注:

リモートのXenServerホストに対してコマンドを実行する場合、通常、この自動補完機能は無効です。ただし、コマンドを入力するマシンでXE_EXTRA_ARGS変数を設定すると、自動補完機能が有効になります。詳しくは、「xeの基本構文」を参照してください。

コマンドの種類

CLIコマンドは2つに分けることができます。低レベルコマンドは、APIオブジェクトのリスティングとパラメーター操作に関係しています。高レベルコマンドは、より抽象的なレベルの仮想マシンまたはホストと対話するために使用されます。

低レベルコマンドは、以下のとおりです:

  • class-list

  • class-param-get

  • class-param-set

  • class-param-list

  • class-param-add

  • class-param-remove

  • class-param-clear

ここで、classは以下のいずれかです:

  • bond

  • console

  • host

  • host-crashdump

  • host-cpu

  • network

  • patch

  • pbd

  • pif

  • pool

  • sm

  • sr

  • task

  • template

  • vbd

  • vdi

  • vif

  • vlan

  • vm

これらのclass値ですべてのclass-param-actionコマンドを使用できるわけではありません。class値の一部には、コマンドセットがより小さいものもあります。

パラメーターの種類

xeコマンドで操作するオブジェクトには、それを識別したり状態を定義したりするためのパラメーターセットがあります。

ほとんどのパラメーターで1つの値が使用されます。たとえば、仮想マシンのname-labelパラメーターでは、1つの文字列値を指定します。xe vm-param-listのようなパラメーターリストコマンドからの出力では、かっこ内の値は、パラメーターが読み取り/書き込み(RW)か読み取り専用(RO)かを示します。 特定の仮想マシンに対するxe vm-param-listコマンドによる出力には、以下の行が含まれることがあります:

user-version ( RW): 1
 is-control-domain ( RO): false

1つ目のパラメーターuser-versionは書き込み可能であり、値は1です。2つ目のis-control-domainは読み取り専用で、値はfalseです。

ほかの2種類のパラメーターでは、複数の値を取ります。setパラメーターには、値の一覧が含まれます。mapパラメーターには、キー/値ペアのセットが含まれます。たとえば、以下は、特定の仮想マシンに対する xe vm-param-listコマンドのサンプル出力の一部です:

platform (MRW): acpi: true; apic: true; pae: true; nx: false
allowed-operations (SRO): pause; clean_shutdown; clean_reboot; \
hard_shutdown; hard_reboot; suspend

platformパラメーターには、キー/値ペアを表す項目のリストがあります。キー名の後にはコロン文字(:)が付きます。キー/値の各ペアは、セミコロン文字(;)で区切られます。MRWのMはマップパラメーターであることを示し、RWは読み取りと書き込みが可能であることを示します。allowed-operationsパラメーターには、項目セットを構成するリストがあります。SROのSはセットパラメーターであることを示し、ROは読み取り可能であるが、書き込みができないことを示します。

マップパラメーターをフィルターする、つまりマップパラメーターを設定する場合は、マップパラメーター名とキー/値ペアの間にコロン(:)を挿入して区切ります。たとえば、仮想マシンのother-configパラメーターのfooキーの値をbaaに設定する場合、コマンドは次のようになります。

xe vm-param-set uuid=VM uuid other-config:foo=baa
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低レベルパラメーターコマンド

class-param-get、class-param-set、class-param-add、class-param-remove、class-param-clear、およびclass-param-listは、オブジェクトのパラメーターを操作するコマンドです。これらのコマンドは、uuidパラメーターを取って、特定のオブジェクトを指定します。これらのコマンドは低レベルのコマンドとみなされるため、仮想マシンの名前ラベルではなく、UUIDを指定する必要があります。

  • xe class-param-list uuid=uuid

    すべてのパラメーターとその値のリストを出力します。class-listコマンドとは異なり、「expensive」フィールドの値のリストが出力されます。

  • xe class-param-get uuid=uuid param-name=parameter param-key=key

    特定のパラメーターの値を返します。マップパラメーターの場合、param-keyを指定すると、マップのキーに対応する値が取得されます。param-keyを指定しない場合、またはパラメーターがセットの場合は、セットまたはマップの文字列表現が返されます。

  • xe class-param-set uuid=uuid param=value

    1つまたは複数のパラメーターの値を設定します。

  • xe class-param-add uuid=uuid param-name=parameter key=value param-key=key

    マップまたはセットパラメーターに値を追加します。マップパラメーターの場合は、key=value構文を使用してキー/値ペアを追加します。パラメーターがセットの場合は、param-key=key構文でキーを追加します。

  • xe class-param-remove uuid=uuid param-name=parameter param-key=key

    マップパラメーターのキー/値ペアまたはセットパラメーターのキーを削除します。

  • xe class-param-clear uuid=uuid param-name=parameter

    セットまたはマップを完全にクリアします。

低レベルリストコマンド

class-listコマンドでは、classで指定する種類のオブジェクトのリストが出力されます。デフォルトでは、このタイプのコマンドはすべてのオブジェクトをリストし、パラメーターのサブセットを出力します。この動作は、次の方法で変更できます:

  • サブセットのみを出力するようにオブジェクトをフィルタリングできます。
  • 出力されるパラメーターは変更できます。

出力されるパラメーターを変更するには、必要なパラメーターのコンマ区切り一覧として引数paramsを指定します。例:

xe vm-list params=name-label,other-config
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すべてのパラメーターのリストを出力するには、次の構文を使用します:

xe vm-list params=all
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計算のために多くのリソースを消費するパラメーターは、listコマンドで表示されない場合があります。この場合、そのパラメーターは次のように示されます:

allowed-VBD-devices (SRO): <expensive field>
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これらのフィールドを取得するには、class-param-listコマンドまたはclass-param-getコマンドを使用します。

特定のパラメーター値を持つオブジェクトだけを出力する(つまりリストをフィルターする)には、そのパラメーターおよび値をコマンドラインで指定します。例:

xe vm-list HVM-boot-policy="BIOS order" power-state=halted
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この例では、power-stateフィールドに値haltedを持ち、さらにHVM-boot-policyフィールドに値BIOS orderを持つ仮想マシンだけが出力されます。

マップのキーの値、またはセットに値が存在するかどうかを指定してリストをフィルターすることもできます。マップ内のキーに基づいてフィルタリングするための構文は、map-name:key=valueです。セット内に存在する値に基づいてフィルタリングするための構文は、set-name:contains=valueです。

スクリプトを作成する場合は、コマンドラインに--minimalを渡すことで、xeで最初のフィールドだけをコンマ区切りで出力できます。たとえば、3つの仮想マシンがインストールされたホスト上でxe vm-list --minimalを実行すると、次のように3つの仮想マシンのUUIDがコンマ区切りで出力されます:

    a85d6717-7264-d00e-069b-3b1d19d56ad9,aaa3eec5-9499-bcf3-4c03-af10baea96b7, \
    42c044de-df69-4b30-89d9-2c199564581d
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シークレット

XenServerではシークレット機能によって、パスワードがコマンドライン履歴またはAPIオブジェクトにプレーンテキストで保存されないようにします。XenCenterでは、この機能が自動的に使用されます。また、パスワードが必要なコマンドのxe CLIでも、この機能を使用できます。

注:

パスワードのシークレットを使って、xe CLIのリモートインスタンスからXenServerホストで認証することはできません。

シークレットオブジェクトを作成するには、XenServerホストで以下のコマンドを実行します。

xe secret-create value=my-password
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シークレットが作成され、XenServerホストに格納されます。このコマンドを使用すると、シークレットオブジェクトのUUIDが出力されます。例:99945d96-5890-de2a-3899-8c04ef2521db_secretをpassword引数の名前に追加し、このUUIDがパスワードが必要なコマンドに渡されるようにします。

例:シークレットを作成したXenServerホストで、以下のコマンドを実行できます:

    xe sr-create device-config:location=sr_address device-config:type=cifs device-config:username=cifs_username  \
    device-config:cifspassword_secret=secret_uuid name-label="CIFS ISO SR" type="iso" content-type="iso" shared="true"
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コマンド履歴

xe vm-migratexe pool-enable-external-authといった一部のxeコマンドは、パスワードなどのシークレットをパラメーターとして受け取ります。これらはシェル履歴に保存されて、コマンドの実行中にプロセステーブルに表示されます。そのため、これらのコマンドは信頼できる環境でのみ実行することが重要です。

bashシェルの場合は、HISTCONTROL変数を使用して、どのコマンドがシェル履歴に保存されるかを制御できます。

xeコマンドリファレンス

このセクションでは、コマンドが扱うオブジェクトによってコマンドをグループ化します。これらのオブジェクトはアルファベット順に表示されます。

アプライアンスコマンド

vAppとも呼ばれる仮想アプライアンス(applianceオブジェクト)を作成または変更します。詳しくは、「vApps」を参照してください。

applianceオブジェクトのパラメーター

applianceオブジェクトには、以下のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid アプライアンスのUUID 必須
name-description アプライアンスの説明文字列 オプション
paused   オプション
force 強制シャットダウン オプション

appliance-assert-can-be-recovered

xe appliance-assert-can-be-recovered uuid=appliance-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid
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この仮想アプライアンス/vAppを回復するためのストレージが使用可能かどうかをテストします。

appliance-create

xe appliance-create name-label=name-label [name-description=name-description]
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仮想アプライアンス/vAppを作成します。例:

xe appliance-create name-label=my_appliance
<!--NeedCopy-->

アプライアンスに仮想マシンを追加します:

xe vm-param-set uuid=VM-UUID appliance=appliance-uuid
<!--NeedCopy-->

appliance-destroy

xe appliance-destroy uuid=appliance-uuid
<!--NeedCopy-->

仮想アプライアンス/vAppを破棄します。例:

xe appliance-destroy uuid=appliance-uuid
<!--NeedCopy-->

appliance-recover

xe appliance-recover uuid=appliance-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid [paused=true|false]
<!--NeedCopy-->

指定したVDIのデータベースから仮想アプライアンス/vAppを回復します。

appliance-shutdown

xe appliance-shutdown uuid=appliance-uuid [force=true|false]
<!--NeedCopy-->

仮想アプライアンス/vAppのすべての仮想マシンをシャットダウンします。例:

xe appliance-shutdown uuid=appliance-uuid
<!--NeedCopy-->

appliance-start

xe appliance-start uuid=appliance-uuid [paused=true|false]
<!--NeedCopy-->

仮想アプライアンス/vAppを起動します。例:

xe appliance-start uuid=appliance-uuid
<!--NeedCopy-->

監査コマンド

リソースプールのRBAC監査ファイルのすべての記録をファイルとしてダウンロードします。オプションのsinceパラメーターを指定すると、その日時以降の記録のみがダウンロードされます。

audit-log-getパラメーター

audit-log-getには次のパラメーターがあります

パラメーター名 説明 種類
filename プールの監査ログをfilenameで指定するファイルに書き込みます 必須
since 特定の日時以降の記録のみをダウンロードします オプション

audit-log-get

xe audit-log-get [since=timestamp] filename=filename
<!--NeedCopy-->

指定した日時(ミリ秒単位)以降の監査ログをダウンロードします:

次のコマンドを実行します:

xe audit-log-get since=2009-09-24T17:56:20.530Z filename=/tmp/auditlog-pool-actions.out
<!--NeedCopy-->

ボンディングコマンド

物理インターフェイスのフェイルオーバーによる障害許容力のために、ネットワークボンドを操作します。詳しくは、「ネットワーク」を参照してください。

bondオブジェクトは、mastermemberのPIFを結合する参照オブジェクトです。master PIFは、bondオブジェクトを参照するために総体的なPIFとして使用されるボンディングインターフェイスです。member PIFは、2つ以上の物理インターフェイスのセットであり、高レベルのボンディングインターフェイスとして結束されています。

bondオブジェクトのパラメーター

bondオブジェクトには、以下のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid ボンディングの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
master メインのボンディングのPIFに対するUUID 読み取り専用
members ボンディングを構成するPIFのUUIDのセット 読み取り専用

bond-create

xe bond-create network-uuid=network_uuid pif-uuids=pif_uuid_1,pif_uuid_2,...
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既存のPIFオブジェクトをリストで指定して、指定したネットワーク上にボンディングネットワークインターフェイスを作成します。コマンドは、次のいずれかの場合に失敗します:

  • PIFが既に別のボンドにある場合
  • いずれかのメンバーにVLANタグが設定されている場合
  • 参照されるPIFが同じXenServerホストにない場合
  • PIFが2個未満の場合

bond-destroy

xe bond-destroy uuid=bond_uuid
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UUIDで指定したボンディングインターフェイスをホストから削除します。

bond-set-mode

xe bond-set-mode uuid=bond_uuid mode=bond_mode
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ボンディングモードを変更します。

CD(仮想ネットワーク)コマンド

XenServerホスト上の物理CD/DVDドライブ(cdオブジェクト)を操作します。

cdオブジェクトのパラメーター

cdオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid CDの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label CDの名前 読み取り/書き込み
name-description CDの説明文字列 読み取り/書き込み
allowed-operations このCD上で実行できる操作のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
current-operations このCD上で現在処理中の操作のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
sr-uuid このCDが属しているストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
sr-name-label このCDが属しているストレージリポジトリの名前 読み取り専用
vbd-uuids このCDに接続している仮想マシン上のVBDの一意の識別子のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
crashdump-uuids CDでは使用されません。クラッシュダンプはCDに書き込むことができないため 読み取り専用のセットパラメーター
virtual-size 仮想マシンに表示されたCDのサイズ(バイト数) 読み取り専用
physical-utilisation ストレージリポジトリ上でのCDイメージの物理スペース(バイト数) 読み取り専用
type CDのユーザーに設定 読み取り専用
sharable CDドライブが共有可能かどうか。デフォルトはfalseです。 読み取り専用
read-only CDが読み取り専用かどうか。falseの場合は書き込み可能。CDは常にtrueです。 読み取り専用
storage-lock このディスクがストレージレベルでロックされている場合はtrue 読み取り専用
parent このCDがチェーンの一部である場合は、親ディスクへの参照 読み取り専用
missing ストレージリポジトリのスキャン操作によりこのCDがディスク上に存在しないと認識された場合値はtrue 読み取り専用
other-config CDの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
location このデバイスがマウントされているパス 読み取り専用
managed デバイスが管理されている場合はtrue 読み取り専用
xenstore-data xenstoreツリーに挿入されるべきデータ 読み取り専用のマップパラメーター
sm-config ストレージマネージャーデバイス設定キーの名前と説明 読み取り専用のマップパラメーター
is-a-snapshot このテンプレートがCDスナップショットの場合はtrue 読み取り専用
snapshot_of このテンプレートのスナップショット元のCDのUUID 読み取り専用
snapshots このCDから作成されたすべてのスナップショットのUUID 読み取り専用
snapshot_time スナップショット作成日時 読み取り専用

cd-list

xe cd-list [params=param1,param2,...] [parameter=parameter_value]
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XenServerのホストまたはリソースプール上のCDとISO(CDイメージファイル)のリストを、オプションの引数paramsに基づいてフィルターして出力します。

オプションの引数paramsを使用して特定のパラメーター値を持つオブジェクトだけを出力する(つまりリストをフィルターする)場合は、そのオブジェクトのパラメーターのリストを含む文字列を値として指定します。または、キーワードallを指定してすべてのパラメーターのリストを出力することもできます。paramsを使用しない場合、使用可能なすべてのパラメーターのうち、デフォルトのサブセットが出力されます。

オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、cdオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

クラスターコマンド

クラスター化されたプールを操作するためのコマンドです。

クラスター化されたプールは、クラスタリング機能が有効になっているリソースプールです。GFS2ストレージリポジトリと共にこれらのプールを使用します。詳しくは、「クラスター化プール」を参照してください。

クラスターオブジェクトとクラスターホストオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe cluster-listxe cluster-host-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください。 クラスター化されたプールを操作するためのコマンドです。

クラスターパラメーター

クラスターには次のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid クラスターの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
cluster-hosts クラスター内のホストの一意の識別子/オブジェクト参照のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
cluster-token xapi-clusterdが他のホスト上で自身と通信するときに使用する秘密キー 読み取り専用
cluster-stack クラスタリング機能を提供するテクノロジスタック。使用できる値はcorosyncです。 読み取り専用
allowed-operations 現在の状態で可能な操作のリスト。このリストは参考用で、クライアントがこのフィールドを読み取る時点でクラスターの状態が変更されている可能性もあります。 読み取り専用のセットパラメーター
current-operations 現在処理中の操作のリスト。このリストは参考用で、クライアントがこのフィールドを読み取る時点でクラスターの状態が変更されている可能性もあります。 読み取り専用のセットパラメーター
token-timeout corosyncトークンのタイムアウト(秒単位) 読み取り専用
token-timeout-coefficient corosyncトークンのタイムアウト係数(秒単位) 読み取り専用
pool-auto-join 新しいプールメンバーをクラスターに自動的に参加させる場合はtrue。これはtrueに設定されます。 読み取り専用
cluster-config クラスターの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り専用のマップパラメーター
other-config クラスターの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター

cluster-host-destroy

xe cluster-host-destroy uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

クラスターホストを破棄して、クラスターを効果的に残します。

cluster-host-disable

xe cluster-host-disable uuid=cluster_uuid
<!--NeedCopy-->

有効なクラスターホストのクラスターメンバーシップを無効にします。

cluster-host-enable

xe cluster-host-enable uuid=cluster_uuid
<!--NeedCopy-->

無効になっているクラスターホストのクラスターメンバーシップを有効にします。

cluster-host-force-destroy

xe cluster-host-force-destroy uuid=cluster_host
<!--NeedCopy-->

クラスターホストオブジェクトを強制的に破棄して、クラスターを効果的に残します。

cluster-pool-create

xe cluster-pool-create network-uuid=network_uuid [cluster-stack=cluster_stack] [token-timeout=token_timeout] [token-timeout-coefficient=token_timeout_coefficient]
<!--NeedCopy-->

プール全体のクラスターを作成します。

cluster-pool-destroy

xe cluster-pool-destroy cluster-uuid=cluster_uuid
<!--NeedCopy-->

プール全体のクラスターを破棄します。プールは引き続き存在しますが、クラスター化されなくなり、GFS2ストレージリポジトリを使用できなくなります。

cluster-pool-force-destroy

xe cluster-pool-force-destroy cluster-uuid=cluster_uuid
<!--NeedCopy-->

プール全体のクラスターを強制的に破棄します。

cluster-pool-resync

xe cluster-pool-resync cluster-uuid=cluster_uuid
<!--NeedCopy-->

プール全体でクラスターを再同期します。

コンソールコマンド

コンソール(consoleオブジェクト)を操作します。

コンソールオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe console-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください。

consoleオブジェクトのパラメーター

consoleオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid コンソールの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vm-uuid このコンソールを開いているVMの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vm-name-label このコンソールを開いているVMの名前 読み取り専用
protocol このコンソールが使用するプロトコル。使用できる値:vt100:VT100端末、rfb:Remote Framebufferプロトコル(VNCで使用)、またはrdp:リモートデスクトッププロトコル 読み取り専用
location このコンソールのサービスのURI 読み取り専用
other-config コンソールの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター

console

xe console
<!--NeedCopy-->

特定のコンソールに接続します。

診断コマンド

診断情報をXenServerから収集するためのコマンドです。

diagnostic-compact

xe diagnostic-compact
<!--NeedCopy-->

主要なGC収集とヒープの圧縮を実行します。

diagnostic-db-stats

xe diagnostic-db-stats
<!--NeedCopy-->

データベース統計を出力します。

diagnostic-gc-stats

xe diagnostic-gc-stats
<!--NeedCopy-->

GC統計を出力します。

diagnostic-license-status

xe diagnostic-license-status
<!--NeedCopy-->

プール全体のライセンス問題を診断するのに役立ちます。

diagnostic-net-stats

xe diagnostic-net-stats [uri=uri] [method=method] [params=param1,param2...]
<!--NeedCopy-->

ネットワーク統計を出力します。

diagnostic-timing-stats

xe diagnostic-timing-stats
<!--NeedCopy-->

タイミング統計を出力する。

diagnostic-vdi-status

xe diagnostic-vdi-status uuid=vdi_uuid
<!--NeedCopy-->

VDIのロックおよび共有状態を照会します。

diagnostic-vm-status

xe diagnostic-vm-status uuid=vm_uuid
<!--NeedCopy-->

VMが起動できるホストを照会し、すべてのVBDの共有/ロック状態を確認します。

障害回復コマンド

障害発生後に仮想マシンを回復するコマンドです。

drtask-create

xe drtask-create type=type sr-whitelist=sr-white-list device-config=device-config
<!--NeedCopy-->

障害回復タスクを作成します。たとえば、障害回復の準備タスクとして特定のiSCSIストレージリポジトリに接続するには、次のコマンドを実行します。

xe drtask-create type=lvmoiscsi device-config:target=target-ip-address \
    device-config:targetIQN=targetIQN device-config:SCSIid=SCSIid \
    sr-whitelist=sr-uuid-list
<!--NeedCopy-->

注:

コマンドsr-whitelistは、許可されるストレージリポジトリUUIDをリストします。 drtask-createコマンドは、許可されたUUIDの1つを持つストレージリポジトリのみを導入して接続します。

drtask-destroy

xe drtask-destroy uuid=dr-task-uuid
<!--NeedCopy-->

障害回復タスクを破棄してストレージリポジトリの接続を消去します。

vm-assert-can-be-recovered

xe vm-assert-can-be-recovered uuid=vm-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid
<!--NeedCopy-->

特定の仮想マシンを回復するためにストレージを使用できるかどうかをテストします。

appliance-assert-can-be-recovered

xe appliance-assert-can-be-recovered uuid=appliance-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid
<!--NeedCopy-->

仮想アプライアンス/vAppディスクを格納しているストレージが使用可能かどうかをチェックします。

appliance-recover

xe appliance-recover uuid=appliance-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid [force=true|false]
<!--NeedCopy-->

指定したVDIのデータベースから仮想アプライアンス/vAppを回復します。

vm-recover

xe vm-recover uuid=vm-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid [force=true|false]
<!--NeedCopy-->

指定したVDIのデータベースから仮想マシンを回復します。

sr-enable-database-replication

xe sr-enable-database-replication uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

指定した(共有)ストレージリポジトリへのXAPIデータベースの複製を有効にします。

sr-disable-database-replication

xe sr-disable-database-replication uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

指定したストレージリポジトリへのXAPIデータベースの複製を無効にします。

使用例

ここでは、障害回復コマンドの使用例を順に挙げます。

プライマリサイトで、データベースの複製を有効にします。

xe sr-database-replication uuid=sr=uuid
<!--NeedCopy-->

障害発生後、セカンダリサイトでストレージリポジトリに接続します。device-configコマンドにはsr-probeと同じフィールドがあります。

xe drtask-create type=lvmoiscsi \
    device-config:target=target ip address \
    device-config:targetIQN=target-iqn \
    device-config:SCSIid=scsi-id \
    sr-whitelist=sr-uuid
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリ上のデータベースVDIを見つけます。

xe vdi-list sr-uuid=sr-uuid type=Metadata
<!--NeedCopy-->

データベースVDIから仮想マシンを照会します。

xe vm-list database:vdi-uuid=vdi-uuid
<!--NeedCopy-->

仮想マシンを回復します。

xe vm-recover uuid=vm-uuid database:vdi-uuid=vdi-uuid
<!--NeedCopy-->

障害回復タスクを破棄します。このタスクによりイントロデュースされ、かつ仮想マシンで使用されないすべてのストレージリポジトリを破棄します:

xe drtask-destroy uuid=drtask-uuid
<!--NeedCopy-->

イベントコマンド

イベント(eventオブジェクト)を操作します。

eventオブジェクトのクラス

eventオブジェクトには、以下のクラスがあります。

クラス名 説明
pool 物理ホストのリソースプール
vm 仮想マシン
host 物理ホスト
network 仮想ネットワーク
vif 仮想ネットワークインターフェイス
pif 物理ネットワークインターフェイス(NICに関連付けられた各VLANは個別のPIFとして表されます)
sr ストレージレポジトリ
vdi 仮想ディスクイメージ
vbd 仮想ブロックデバイス
pbd ホストがストレージリポジトリへのアクセスに使用する物理ブロックデバイス

event-wait

xe event-wait class=class_name [param-name=param_value] [param-name=/=param_value]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、コマンドラインで指定した条件を満たすオブジェクトが存在するようになるまで、ほかのコマンドの実行をブロックします。x=yは「フィールドxの値がyになるまで待機する」、x=/=yは、「フィールドxの値がy以外になるまで待機する」を意味します。

例:特定の仮想マシンが実行状態になるまで待機する場合は、次のコマンドを実行します。

xe event-wait class=vm name-label=myvm power-state=running
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、myvmという名前の仮想マシンのpower-stateが「running」になるまで、ほかのコマンドの実行をブロックします。

例:特定の仮想マシンが再起動するまで待機する場合は、次のコマンドを実行します。

xe event-wait class=vm uuid=$VM start-time=/=$(xe vm-list uuid=$VM params=start-time --minimal)
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、UUIDが$VMの仮想マシンが再起動するまで、ほかのコマンドの実行をブロックします。このコマンドはstart-timeの値で仮想マシンがいつ再起動するかを決定します。

クラス名は、このセクションの冒頭に挙げられているeventオブジェクトクラスから選ぶことができます。パラメーターは、CLIコマンドのclass-pram-listにリストされているパラメーターから選ぶことができます。

GPUコマンド

物理GPU(pgpu)、GPUグループ(gpu-group)、および仮想GPU(vgpu)を操作します。

GPUオブジェクトは、次の標準的なオブジェクトリストコマンドでリストできます:xe pgpu-listxe gpu-group-listxe vgpu-list。パラメーターは標準パラメーターコマンドで操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください。

物理GPUのパラメーター

物理GPU(pGPU)には、以下のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid 物理GPUの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vendor-name 物理GPUベンダの名前 読み取り専用
device-name ベンダが物理GPUモデルに割り当てた名前 読み取り専用
gpu-group-uuid この物理GPUがXenServerにより自動的に割り当てられたGPUグループの一意の識別子/オブジェクト参照。プール内のすべてのホスト上の同一物理GPUがグループ化されます 読み取り専用
gpu-group-name-label この物理GPUが割り当てられたGPUグループの名前 読み取り専用
host-uuid この物理GPUが接続しているXenServerホストの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
host-name-label この物理GPUが接続しているXenServerホストの名前 読み取り専用
pci-id PCI identifier 読み取り専用
dependencies 同一仮想マシンにパススルーされる依存PCIデバイスのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
other-config 物理GPUの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
supported-VGPU-types ハードウェアでサポートされる仮想GPUの一覧 読み取り専用
enabled-VGPU-types この物理GPUで有効な仮想GPUの一覧 読み取り/書き込み
resident-VGPUs この物理GPUで実行中の仮想GPUの一覧 読み取り専用

pgpu-disable-dom0-access

xe pgpu-disable-dom0-access uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

dom0へのPGPUアクセスを無効にします。

pgpu-enable-dom0-access

xe pgpu-enable-dom0-access uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

dom0へのPGPUアクセスを有効にします。

gpu-groupオブジェクトのパラメーター

gpu-groupオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid GPUグループの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label GPUグループの名前 読み取り/書き込み
name-description GPUグループの説明文字列 読み取り/書き込み
VGPU-uuids GPUグループ内の仮想GPUの一意の識別子/オブジェクト参照の一覧 読み取り専用のセットパラメーター
PGPU-uuids GPUグループ内の物理GPUの一意の識別子/オブジェクト参照のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
other-config GPUグループの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
supported-VGPU-types ハードウェアでサポートされるすべての仮想GPUの一覧 読み取り専用
enabled-VGPU-types 物理GPUで有効なすべての仮想GPUの一覧 読み取り専用
allocation-algorithm グループ内の物理GPUに割り当てられた仮想GPUの深さ優先/幅優先設定 読み取り/書き込み可の列挙型パラメーター

GPUグループの操作

GPUグループを操作するコマンド

gpu-group-create
xe gpu-group-create name-label=name_for_group [name-description=description]
<!--NeedCopy-->

物理GPUが移動できる新規(空の)GPUグループを作成します。

gpu-group-destroy
xe gpu-group-destroy uuid=uuid_of_group
<!--NeedCopy-->

GPUグループを破棄します。対象は空のグループのみです。

gpu-group-get-remaining-capacity
xe gpu-group-get-remaining-capacity uuid=uuid_of_group vgpu-type-uuid=uuid_of_vgpu_type
<!--NeedCopy-->

GPUグループでインスタンス化できる、指定した種類の仮想GPUの数を返します。

gpu-group-param-set
xe gpu-group-param-set uuid=uuid_of_group allocation-algorithm=breadth-first|depth-first
<!--NeedCopy-->

GPUグループが仮想GPUを物理GPUに割り当てるために使用するアルゴリズムを変更します。

仮想GPUのパラメーター

仮想GPUには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid 仮想GPUの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vm-uuid この仮想GPUが割り当てられた仮想マシンの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vm-name-label この仮想GPUが割り当てられた仮想マシンの名前 読み取り専用
gpu-group-uuid この仮想GPUを含んでいるGPUグループの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
gpu-group-name-label この仮想GPUを含んでいるGPUグループの名前 読み取り専用
currently-attached GPUパススルーを使用する仮想マシンが実行中の場合はtrue、そうでない場合はfalse 読み取り専用
other-config 仮想GPUの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
type-uuid この仮想GPUの仮想GPUの種類の一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
type-model-name 仮想GPUに関連付けられているモデル名 読み取り専用

仮想GPUのパラメーター

注:

GPUベンダーが提供するサポートされるソフトウェアおよびグラフィックカードがないと、GPUパススルーおよび仮想GPUは、ライブマイグレーション、ストレージライブマイグレーションおよび仮想マシンの一時停止で機能しません。つまり、このサポートがなければダウンタイムを回避するために仮想マシンを移行することはできません。NVIDIA vGPUとライブマイグレーション、ストレージライブマイグレーション、および仮想マシンの一時停止との互換性については、「グラフィック」を参照してください。

仮想GPUの種類には、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid 仮想GPUの種類の一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vendor-name 仮想GPUのベンダー名 読み取り専用
model-name 仮想GPUに関連付けられているモデル名 読み取り専用
freeze-frame 仮想GPUのフレームバッファサイズ(バイト数) 読み取り専用
max-heads 仮想GPUでサポートされるディスプレイの最大数 読み取り専用
supported-on-PGPUs この仮想GPUをサポートする物理GPUの一覧 読み取り専用
enabled-on-PGPUs この仮想GPUが有効な物理GPUの一覧 読み取り専用
VGPU-uuids この種類の仮想GPUの一覧 読み取り専用

仮想GPUの操作

vgpu-create

xe vgpu-create vm-uuid=uuid_of_vm gpu_group_uuid=uuid_of_gpu_group [vgpu-type-uuid=uuid_of_vgpu-type]
<!--NeedCopy-->

仮想GPUを作成します。仮想マシンを指定したGPUグループに接続し、必要に応じて仮想GPUの種類を指定します。仮想GPUの種類を指定しない場合は、「パススルー」が割り当てられます。

vgpu-destroy

xe vgpu-destroy uuid=uuid_of_vgpu
<!--NeedCopy-->

指定した仮想GPUを破棄します。

仮想GPUを持つ仮想マシンのVNCの無効化

xe vm-param-add uuid=uuid_of_vmparam-name=platform vgpu_vnc_enabled=true|false
<!--NeedCopy-->

falseを指定すると、disablevnc=1がディスプレイエミュレーターに渡され、仮想マシンのVNCが無効になります。デフォルトでは、VNCは有効になっています。

ホストコマンド

XenServerホストを操作します。

XenServerホストとは、XenServerソフトウェアを実行している物理サーバーを指します。これらのサーバー上では仮想マシンが実行され、コントロールドメインまたはドメイン0と呼ばれる特殊な権限を持つ仮想マシンにより制御されます。

XenServerホストオブジェクトは、標準的なオブジェクトリストコマンドxe host-listxe host-cpu-listxe host-crashdump-listでリストできます。パラメーターは標準パラメーターコマンドで操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください。

hostオブジェクトセレクター

ここで説明する多くのコマンドでは、以下の標準的な方法で1つまたは複数のXenServerホストを操作対象として指定します。最も簡単なのは、引数host=uuid_or_name_labelを指定することです。また、すべてのhostオブジェクトのリストを、フィールドの値に基づいてフィルターして、XenServerを指定することもできます。たとえば、enabled=trueと指定すると、enabledフィールドがtrueのXenServerホストがすべて操作対象として選択されます。複数のXenServerホストがフィルター条件に一致し、その複数のXenServerホストで操作を実行する場合は、--multipleを指定する必要があります。指定できるすべてのパラメーターの一覧は、次の表のとおりです。このコマンドのリストを取得するには、コマンドxe host-list params=allを実行します。XenServerホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべてのXenServerホストに対してその操作が実行されます。

hostオブジェクトのパラメーター

XenServerホストには、以下のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid XenServerホストの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label XenServerホストの名前 読み取り/書き込み
name-description XenServerホストの説明文字列 読み取り専用
enabled 無効になっている場合はfalseです。これにより、新しい仮想マシンがホスト上で起動するのを防ぎ、ホストのシャットダウンまたは再起動を準備します。ホストが有効な場合はtrueです 読み取り専用
API-version-major メジャーバージョン番号 読み取り専用
API-version-minor マイナーバージョン番号 読み取り専用
API-version-vendor APIベンダーのID 読み取り専用
API-version-vendor-implementation ベンダー実装の詳細 読み取り専用のマップパラメーター
logging ログ設定 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
suspend-image-sr-uuid 一時停止状態のイメージが格納されるストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクトリファレンス 読み取り/書き込み
crash-dump-sr-uuid クラッシュダンプが格納されるストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクトリファレンス 読み取り/書き込み
software-version バージョン管理パラメーターとその値のリスト 読み取り専用のマップパラメーター
capabilities XenServerホストが実行できるXenのバージョンのリスト 読み取り専用のセットパラメーター
other-config XenServerホストの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
chipset-info チップセットの追加設定パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り専用のマップパラメーター
hostname XenServerホストのホスト名 読み取り専用
address XenServerホストのIPアドレス 読み取り専用
license-server ライセンスサーバーの情報を指定するキー/値ペアのリスト。Citrix製品との通信では、デフォルトでポート27000が使用されます。競合が原因でポート番号を変更する場合の手順について詳しくは、「ポート番号の変更」を参照してください。 読み取り専用のマップパラメーター
supported-bootloaders XenServerホストがサポートするブートローダーの一覧。pygrubeliloaderなど 読み取り専用のセットパラメーター
memory-total XenServerホスト上の物理RAMの量(バイト数) 読み取り専用
memory-free 仮想マシンに割り当てることのできる物理RAMの残量(バイト数) 読み取り専用
host-metrics-live このホストが動作可能の場合はtrue 読み取り専用
logging syslog_destinationキーでリモートのsyslogサービスのホスト名を設定。 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
allowed-operations 現在の状態で可能な操作のリスト。このリストは参考用で、クライアントがこのフィールドを読み取る時点でホストの状態が変更されている可能性もあります。 読み取り専用のセットパラメーター
current-operations 現在処理中の操作のリスト。このリストは参考用で、クライアントがこのフィールドを読み取る時点でホストの状態が変更されている可能性もあります。 読み取り専用のセットパラメーター
patches ホストに対するパッチのセット 読み取り専用のセットパラメーター
blobs バイナリデータストア 読み取り専用
memory-free-computed ホスト上の空きメモリ量(少なく見積もった量) 読み取り専用
ha-statefiles 高可用性ステートファイルのUUID 読み取り専用
ha-network-peers 障害発生時にこのホスト上の仮想マシンを実行できるホストのUUID 読み取り専用
external-auth-type 外部認証の種類(Active Directoryなど) 読み取り専用
external-auth-service-name 外部認証サービスの名前 読み取り専用
external-auth-configuration 外部認証サービスの構成情報 読み取り専用のマップパラメーター

XenServerホストには、パラメーターリストを持つ以下のオブジェクトも含まれています。

XenServerホストのCPUには、以下のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid CPUの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
number XenServerホスト内の物理CPUコアの数 読み取り専用
vendor CPU名のベンダー文字列 読み取り専用
speed CPUのクロック速度(Hz数) 読み取り専用
modelname CPUモデルのベンダー文字列。たとえば 「Intel(R) Xeon(TM) CPU 3.00 GHz」 読み取り専用
stepping CPUのリビジョン番号 読み取り専用
flags 物理CPUのフラグ(featuresフィールドのデコード版) 読み取り専用
Utilisation 現在のCPU使用率 読み取り専用
host-uuid このCPUが動作するホストのUUID 読み取り専用
model 物理CPUのモデル番号 読み取り専用
family 物理CPUのファミリ番号 読み取り専用

XenServerホストのクラッシュダンプ(crashdumpオブジェクト)には、以下のパラメーターがあります:

パラメーター名 説明 種類
uuid クラッシュダンプの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
host クラッシュダンプが対応するXenServerホスト 読み取り専用
timestamp クラッシュダンプの日時。形式はyyyymmdd-hhmmss-ABC(ここでABCはGMTなどのタイムゾーンインジケーター) 読み取り専用
size クラッシュダンプのサイズ(バイト数) 読み取り専用

host-all-editions

xe host-all-editions
<!--NeedCopy-->

利用可能なすべてのエディションのリストを取得します

host-apply-edition

xe host-apply-edition [host-uuid=host_uuid] [edition=xenserver_edition="free" "per-socket" "xendesktop"]
<!--NeedCopy-->

特定エディションのXenServerライセンスをホストサーバーに割り当てます。ライセンスを割り当てる場合、XenServerは、ライセンスサーバーと通信して指定の種類のライセンスを要求します。割り当て可能なライセンスがある場合は、それがライセンスサーバーからチェックアウトされます。

初期ライセンス設定については、license-server-addressおよびlicense-server-portも参照してください。

host-backup

xe host-backup file-name=backup_filename host=host_name
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストのコントロールドメインのバックアップを、コマンドの実行元マシンにダウンロードし、file-nameのファイル名で保存します。

重要:

xe host-backupコマンドは、ローカルホスト上で(つまり特定のホスト名を指定せずに)実行しても機能しますが、そのように使用しないでください。これを行うと、コントロールドメインのパーティションに大きなバックアップファイルが作成され、空きディスク容量が足りなくなります。このコマンドは、バックアップファイルを保持できるディスクスペースがあるリモートコンピューターからのみ使用してください。

host-bugreport-upload

xe host-bugreport-upload [host-selector=host_selector_value...] [url=destination_url http-proxy=http_proxy_name]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、新しいバグレポート(xen-bugtoolを使って、すべてのオプションファイルを含めて)を生成し、サポートFTPサイトなどにアップロードします。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

オプションのパラメーターは、http-proxy:使用するHTTPプロキシを指定する、およびurl:アップロード先を指定するURLです。これらのオプションパラメーターを使用しない場合、プロキシサーバーは特定されず、デフォルトのサポートFTPサイトにアップロードされます。

host-call-plugin

xe host-call-plugin host-uuid=host_uuid plugin=plugin fn=function [args=args]
<!--NeedCopy-->

オプションの引数を指定して、指定されたホスト上のプラグイン内の関数を呼び出します。

host-compute-free-memory

xe host-compute-free-memory
<!--NeedCopy-->

ホスト上の空きメモリの量を計算します。

host-compute-memory-overhead

xe host-compute-memory-overhead
<!--NeedCopy-->

ホストの仮想化メモリオーバーヘッドを計算します。

host-cpu-info

xe host-cpu-info [uuid=uuid]
<!--NeedCopy-->

ホストの物理CPUに関する情報を一覧表示します。

host-crashdump-destroy

xe host-crashdump-destroy uuid=crashdump_uuid
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、UUIDで指定したクラッシュダンプをXenServerホストから削除します。

host-crashdump-upload

xe host-crashdump-upload uuid=crashdump_uuid [url=destination_url] [http-proxy=http_proxy_name]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、クラッシュダンプをサポートFTPサイトなどにアップロードします。これらのオプションパラメーターを使用しない場合、プロキシサーバーは特定されず、デフォルトのサポートFTPサイトにアップロードされます。オプションのパラメーターは、http-proxy:使用するHTTPプロキシを指定する、およびurl:アップロード先を指定するURLです。

host-declare-dead

xe host-declare-dead uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

ホストが明示的に通信しておらず使用不可であることを宣言します。

警告:

この呼び出しは危険で、ホストが実際には使用可能な場合はデータを失う可能性があります。

host-disable

xe host-disable [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストが無効になり、新しい仮想マシンがそのホスト上で起動しなくなります。これにより、そのXenServerホストがシャットダウンまたは再起動できる状態になります。ホストが再起動した後、有効にするためのすべての条件が満たされると(たとえば、ストレージが使用可能であるなど)、ホストは自動的に再び有効になります。

このコマンドの対象ホストを指定するには、「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

host-disable-display

xe host-disable-display uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

ホストの表示を無効にします。

host-disable-local-storage-caching

xe host-disable-local-storage-caching
<!--NeedCopy-->

指定されたホスト上のローカルストレージキャッシュを無効にします。

host-dmesg

xe host-dmesg [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストからXen dmesg(カーネルリングバッファの出力)を取得します。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

host-emergency-ha-disable

xe host-emergency-ha-disable  [--force]
<!--NeedCopy-->

ローカルホスト上の高可用性を無効にします。破損した高可用性セットアップでプールを回復するためにのみ使用されます。

host-emergency-management-reconfigure

xe host-emergency-management-reconfigure interface=uuid_of_management_interface_pif
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、このXenServerホストの管理インターフェイスを設定し直します。このコマンドは、XenServerホストが緊急モードの場合のみ使用します。緊急モードとは、あるリソースプール内のメンバーであるホストが、そのプールコーディネーターへの接続を切断され、何度再試行しても接続できないことを意味します。

host-emergency-reset-server-certificate

xe host-emergency-reset-server-certificate
<!--NeedCopy-->

コマンドを実行するXenServerホストに、自己署名証明書をインストールします。

host-enable

xe host-enable [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストが有効になり、新しい仮想マシンがそのホスト上で起動可能になります。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

host-enable-display

xe host-enable-display uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

ホストの表示を有効にします。

host-enable-local-storage-caching

xe host-enable-local-storage-caching  sr-uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

指定されたホスト上のローカルストレージキャッシュを有効にします。

host-evacuate

xe host-evacuate [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したホスト上で実行されているすべての仮想マシンを、リソースプール内のほかの適切なホストに移行(ライブマイグレーション)します。最初に、host-disableコマンドを使用してホストを無効にします。

退避されたホストがプールコーディネーターの場合、別のホストをプールコーディネーターとして選択する必要があります。高可用性機能が無効なリソースプールでプールコーディネーターを変更するには、pool-designate-new-masterコマンドを使用します。詳しくは、pool-designate-new-masterを参照してください。

高可用性機能が有効な場合は、そのXenServerホストをシャットダウンすれば、高可用性機能により任意のホストがプールコーディネーターとして選出されます。詳しくは、host-shutdownを参照してください。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

host-forget

xe host-forget uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストがXAPIエージェントから削除されて、その結果リソースプールから除外されます。

--forceパラメーターを使用すると、確認のメッセージが表示されなくなります。

警告:

リソースプールの高可用性を有効にしたまま、このコマンドを使用しないでください。ホストを除外するには、事前に高可用性を無効にしておき、このコマンドを実行した後で高可用性を有効にします。

このコマンドは、「除外する」XenServerホストが使用不可の場合に役立ちます。ただし、XenServerホストが使用可能でプールの一部である場合は、代わりにxe pool-ejectを使用します。

host-get-server-certificate

xe host-get-server-certificate
<!--NeedCopy-->

インストールされているサーバーのTLS証明書を取得します。

host-get-sm-diagnostics

xe host-get-sm-diagnostics uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

ホストごとのSM診断情報を表示します。

host-get-system-status

xe host-get-system-status filename=name_for_status_file [entries=comma_separated_list] [output=tar.bz2|zip] [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定したファイルにシステム状態の情報をダウンロードします。オプションのパラメーターentriesは、システム情報エントリのコンマ区切りのリストです。これらのエントリは、host-get-system-status-capabilitiesコマンドで返されるXMLフラグメントから指定します。詳しくは、host-get-system-status-capabilitiesを参照してください。このパラメーターを指定しない場合、すべてのシステム状態の情報がファイルに保存されます。パラメーターoutputは、tar.bz2(デフォルト)またはzipである可能性があります。このパラメーターを指定しない場合、ファイルはtar.bz2形式で保存されます。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。

host-get-system-status-capabilities

xe host-get-system-status-capabilities [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したホストのシステム状態の情報を取得します。機能は、次の例のようなXMLフラグメントとして返されます:

<?xml version="1.0" ?>
<system-status-capabilities>
    <capability content-type="text/plain" default-checked="yes" key="xenserver-logs"  \
        max-size="150425200" max-time="-1" min-size="150425200" min-time="-1" \
        pii="maybe"/>
    <capability content-type="text/plain" default-checked="yes" \
        key="xenserver-install" max-size="51200" max-time="-1" min-size="10240" \
        min-time="-1" pii="maybe"/>
    ...
</system-status-capabilities>
<!--NeedCopy-->

各機能エンティティは、以下の属性を有することができます。

  • key:機能の一意の識別子。
  • content-type:text/plainまたはapplication/data。人間が消費するエントリをUIがレンダリングできるかどうかを示します。
  • default-checked:yesまたはno。ユーザーインターフェイスでこのエントリをデフォルトで選択するかどうかを示します。
  • min-sizemax-size:このエントリのサイズのおおよその範囲をバイト数で示します。-1はサイズが重要でないことを示します。
  • min-timemax-time:このエントリの収集時間のおおよその範囲を秒数で示します。-1は時間が重要でないことを示します。
  • pii:個人を特定できる情報(PII)。このエントリに、システムの所有者やネットワークトポロジの詳細を特定できる情報があるかどうかを示します。この属性には、次の値のいずれかを指定できます:

    • no:エントリに機密性の高い情報がない
    • yes:エントリに機密性の高い情報がある、またはその可能性が高い
    • maybe:機密性の高い情報があるかどうかを監査すべき
    • if_customized:ファイルが変更されていない場合は、機密情報は含まれない。しかし、これらのファイルの編集が推奨されているため、このようなカスタマイズによって機密情報が導入された可能性がある。この値は特にコントロールドメインのネットワークスクリプトに使用される。

    piiの値にかかわらず、いかなるバグレポートにもパスワードは含まれません。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。

host-get-thread-diagnostics

xe host-get-thread-diagnostics uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

ホストごとのスレッド診断情報を表示します。

host-get-vms-which-prevent-evacuation

xe host-get-vms-which-prevent-evacuation uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

特定のホストの退避を妨げる仮想マシンのリストを返し、それぞれの理由を表示します。

host-is-in-emergency-mode

xe host-is-in-emergency-mode
<!--NeedCopy-->

このホストが緊急モードで動作しているかどうかを識別します。緊急モードの場合はtrueが出力され、それ以外はfalseが出力されます。このCLIコマンドは、プールコーディネーターが存在しない場合でも、プールメンバーホストで直接機能します。

host-license-add

xe host-license-add [license-file=path/license_filename] [host-uuid=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

XenServerで、ローカルのライセンスファイルを解析して、指定したXenServerホストにそのライセンスを追加します。

host-license-remove

xe host-license-remove [host-uuid=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

ホストに適用されているライセンスを削除します。

host-license-view

xe host-license-view [host-uuid=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

XenServerホストライセンスの内容を表示します。

host-logs-download

xe host-logs-download [file-name=logfile_name] [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストのログのコピーをダウンロードします。ログのコピーは、デフォルトで作成日時が記録されたhostname-yyyy-mm-dd T hh:mm:ssZ.tar.gzという形式のファイル名で保存されます。オプションのパラメーターfile-nameを使用して、別のファイル名を指定できます。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

重要:

xe host-logs-downloadコマンドは、ローカルホスト上で(つまり特定のホスト名を指定せずに)実行しても機能しますが、そのように使用しないでください。これを行うと、コントロールドメインのパーティションにログのコピーファイルが作成されてしまいます。ログのコピーファイルを保持できるディスクスペースがあるリモートコンピューターからのみ、このコマンドを使用してください。

host-management-disable

xe host-management-disable
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、外部の管理ネットワークインターフェイス上のホストエージェントを無効にして、接続しているすべてのAPIクライアント(XenCenterなど)を切断します。このコマンドは、CLIが接続されているXenServerホストに直接作用します。本コマンドは、XenServerホストのメンバーに適用された場合には、プールコーディネーターに転送されません。

警告:

このCLIコマンドをリモートのホストに対して使用する場合は注意してください。このコマンドを実行すると、ネットワークを介してリモートでコントロールドメインに接続して、ホストエージェントを再度有効にすることができなくなります。

host-management-reconfigure

xe host-management-reconfigure [interface=device] [pif-uuid=uuid]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、XenServerホストがXenCenterに接続するための管理インターフェイスを再指定します。これにより、/etc/xensource-inventoryのMANAGEMENT_INTERFACEキーが更新されます。

インターフェイス(IPアドレスが必要)のデバイス名を指定した場合、XenServerホストは直ちにバインドし直します。この場合、このコマンドは通常モードと緊急モードのいずれの場合でも機能します。

PIFオブジェクトのUUIDを指定した場合、XenServerホストは再バインドすべきIPアドレスを自動的に判断します。この場合、緊急モードではこのコマンドを使用できません。

警告:

このコマンドをリモートのホストに対して使用する場合は、xe pif-reconfigureを使用して新しいインターフェイスでのネットワーク接続を設定しておいてください。これを行わないと、そのXenServerホストに対してCLIコマンドを実行できなくなります。

host-power-on

xe host-power-on [host=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

ホストの電源投入機能を有効にしたXenServerホストに電源を投入します。このコマンドを使用する前に、対象のホストで host-set-power-onを有効にします。

host-reboot

xe host-reboot [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定したXenServerホストを再起動します。ここで指定するホストは、既にxe host-disableコマンドで無効になっている必要があります。ホストが有効になっていると、HOST_IN_USEというエラーメッセージが表示されます。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

指定したXenServerホストがプールのメンバーである場合、シャットダウン時に接続は失われますが、XenServerホストが元の接続状態に戻ると、プールが回復します。ほかのメンバーとプールコーディネーターは引き続き機能します。

プールコーディネーターをシャットダウンすると、次のいずれかのアクションが発生するまでプールは機能しなくなります:

  • メンバーの1つをプールコーディネーターにする
  • 元のプールコーディネーターが再起動され、オンラインに戻る

    プールコーディネーターがオンライン状態に戻ると、メンバーが再接続し、プールコーディネーターと同期します。

host-restore

xe host-restore [file-name=backup_filename] [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、XenServerホストコントロールソフトウェアのバックアップ(名前:file-name)を復元します。このコマンドでの「復元」は通常の完全な復元ではなく、圧縮されたバックアップファイルがセカンダリパーティションに展開されるだけです。xe host-restoreを実行した後は、インストールCDから起動して、[バックアップから復元]を選択する必要があります。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

host-send-debug-keys

xe host-send-debug-keys  host-uuid=host_uuid keys=keys
<!--NeedCopy-->

指定されたハイパーバイザーデバッグキーを、指定されたホストに送信します。

host-server-certificate-install

xe host-server-certificate-install certificate=path_to_certificate_file private-key=path_to_private_key [certificate-chain=path_to_chain_file] [host=host_name | uuid=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

TLS証明書をXenServerホストにインストールします。

host-set-hostname-live

xe host-set-hostname-live host-uuid=uuid_of_host host-name=new_hostname
<!--NeedCopy-->

host-uuidによって指定されたXenServerホストのホスト名を変更します。これにより、コントロールドメインのデータべース内のホスト名レコードおよびXenServerホストの実際のLinuxホスト名が永続的に設定されます。host-nameの値はname_labelフィールドの値と同じではありません

host-set-power-on-mode

xe host-set-power-on-mode host=host_uuid power-on-mode={"" | "wake-on-lan" | "DRAC" | "custom"} \
    [ power-on-config:power_on_ip=ip-address power-on-config:power_on_user=user power-on-config:power_on_password_secret=secret-uuid ]
<!--NeedCopy-->

電源管理ソリューションと互換性のあるXenServerホストのホスト電源投入機能を有効にします。host-set-power-onコマンドでは、ホストの電源管理ソリューションの種類をpower-on-modeで指定する必要があります。次に、power-on-config引数とそれに関連するキー/値ペアを使用して、構成オプションを指定します。

"power_on_password_secret"でキーを指定するには、事前にパスワードシークレットを作成しておく必要があります。詳しくは、「シークレット」を参照してください。

host-shutdown

xe host-shutdown [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定したXenServerホストをシャットダウンします。ここで指定するホストは、既にxe host-disableコマンドで無効になっている必要があります。ホストが有効になっていると、HOST_IN_USEというエラーメッセージが表示されます。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

指定したXenServerホストがプールのメンバーである場合、シャットダウン時に接続は失われますが、XenServerホストが元の接続状態に戻ると、プールが回復します。ほかのメンバーとプールコーディネーターは引き続き機能します。

プールコーディネーターをシャットダウンすると、次のいずれかのアクションが発生するまでプールは機能しなくなります:

  • メンバーの1つをプールコーディネーターにする
  • 元のプールコーディネーターが再起動され、オンラインに戻る

    プールコーディネーターがオンライン状態に戻ると、メンバーが再接続し、プールコーディネーターと同期します。

高可用性が有効なプールでは、任意のメンバーホストが自動的にプールコーディネーターとして選出されます。高可用性が無効なプールでは、プールコーディネーターがpool-designate-new-masterコマンドを使用して、特定のXenServerホストを指定する必要があります。詳しくは、pool-designate-new-masterを参照してください。

host-sm-dp-destroy

xe host-sm-dp-destroy uuid=uuid dp=dp [allow-leak=true|false]
<!--NeedCopy-->

このコマンドは、ホスト上のストレージデータパスの破棄およびクリーンアップを試みます。完全にシャットダウンできない場合でも、allow-leak=trueによってデータパスの記録をすべて削除します。

host-sync-data

xe host-sync-data
<!--NeedCopy-->

プールコーディネーターに格納されているデータを、指定されたホストと同期させます(これには、データベースデータは含まれません)。

host-syslog-reconfigure

xe host-syslog-reconfigure [host-selector=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

このコマンドは、指定したXenServerホスト上のsyslogデーモンを再設定します。これにより、ホストのloggingパラメーターで定義されている設定情報が適用されます。

このコマンドの対象ホストを指定するには、上記の「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。

host-data-source-list

xe host-data-source-list [host-selectors=host selector value...]
<!--NeedCopy-->

ホストで記録可能なデータソースのリストを出力します。

このコマンドの対象ホストを指定するには、「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべてのホストに対してその操作が実行されます。

データソースにはstandardenabledという2つのパラメーターがあります。このコマンドは、パラメーターの値を出力します:

  • データソースのenabledパラメーターがtrueの場合、そのデータソースのメトリクス情報がパフォーマンスデータベースに記録中であることを示します。
  • データソースのstandardパラメーターがtrueの場合、そのデータソースのメトリクス情報がパフォーマンスデータベースにデフォルトで記録されることを示します。enabledの値は、このデータソースに対してもtrueに設定されます。
  • データソースのstandardパラメーターがfalseの場合、そのデータソースのメトリクス情報がパフォーマンスデータベースにデフォルトで記録されないことを示します。enabledの値は、このデータソースに対してもfalseに設定されます。

データソースメトリクスのパフォーマンスデータベースへの記録を開始するには、host-data-source-recordコマンドを実行します。このコマンドは、enabledtrueに設定します。停止するには、host-data-source-forgetを実行します。このコマンドは、enabledfalseに設定します。

host-data-source-record

xe host-data-source-record data-source=name_description_of_data_source [host-selectors=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

ホストで、指定したデータソースを記録します。

これにより、ホストの永続的なパフォーマンスメトリクスデータベースにデータソースからの情報が書き込まれます。このデータベースは、パフォーマンス上の理由から、通常のエージェントデータベースとは区別されます。

このコマンドの対象ホストを指定するには、「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべてのホストに対してその操作が実行されます。

host-data-source-forget

xe host-data-source-forget data-source=name_description_of_data_source [host-selectors=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

ホストのデータソースを指定して記録を停止して、記録済みのすべてのデータを消去します。

このコマンドの対象ホストを指定するには、「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべてのホストに対してその操作が実行されます。

host-data-source-query

xe host-data-source-query data-source=name_description_of_data_source [host-selectors=host_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

ホストで、指定したデータソースを表示します。

このコマンドの対象ホストを指定するには、「hostオブジェクトセレクター」で説明されている標準的な方法を使用します。オプションの引数には、「hostオブジェクトのパラメーター」から任意の数を指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべてのホストに対してその操作が実行されます。

メッセージコマンド

メッセージ(messageオブジェクト)を操作します。messageオブジェクトは、重要なイベントの発生をユーザーに通知するために作成され、XenCenterにアラートとして表示されます。

messageオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe message-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

messageオブジェクトのパラメーター

パラメーター名 説明 種類
uuid メッセージの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name メッセージの一意の名前 読み取り専用
priority メッセージの優先度。数値が大きいほど高い優先度を示します 読み取り専用
class メッセージのクラス(VMなど) 読み取り専用
obj-uuid 影響を受けるオブジェクトのUUID 読み取り専用
timestamp メッセージの生成時刻 読み取り専用
body メッセージの内容 読み取り専用

message-create

xe message-create name=message_name body=message_text [[host-uuid=uuid_of_host] | [sr-uuid=uuid_of_sr] | [vm-uuid=uuid_of_vm] | [pool-uuid=uuid_of_pool]]
<!--NeedCopy-->

メッセージを作成します。

message-destroy

xe message-destroy [uuid=message_uuid]
<!--NeedCopy-->

既存のメッセージを破棄します。スクリプトを作成して、すべてのメッセージを破棄することもできます。例:

# Dismiss all alerts   \
    IFS=","; for m in $(xe message-list params=uuid --minimal); do  \
    xe message-destroy uuid=$m  \
    done
<!--NeedCopy-->

ネットワークコマンド

ネットワーク(networkオブジェクト)を操作します。

networkオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe network-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

networkオブジェクトのパラメーター

networkオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid ネットワークの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label ネットワークの名前 読み取り/書き込み
name-description ネットワークの説明文字列 読み取り/書き込み
VIF-uuids 仮想マシンからこのネットワークに接続されているVIFの一意の識別子のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
PIF-uuids XenServerホストからこのネットワークに接続されているPIFの一意の識別子のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
bridge ローカルのXenServerホストにある、このネットワークに対応するブリッジの名前 読み取り専用
default-locking-mode ARPフィルターを設定するときにVIFオブジェクトと一緒に使用するネットワークオブジェクト。VIFのすべてのフィルター規則を解除する場合はunlocked、VIFのすべてのトラフィックをドロップする場合はdisabled 読み取り/書き込み
purpose XenServerホストがこのネットワークを使用するための目的セット。ネットワークを使用してNBD接続を確立するには、nbdに設定します。 読み取り/書き込み
other-config:staticroutes subnet/netmask/gateway形式で指定する、サブネットへの通信路のコンマ区切りの一覧。たとえば、other-config:static-routesに172.16.0.0/15/192.168.0.3,172.18.0.0/16/192.168.0.4を指定すると、172.16.0.0/15へのトラフィックが192.168.0.3にルーティングされ、172.18.0.0/16へのトラフィックが192.168.0.4にルーティングされます 読み取り/書き込み
other-config:ethtoolautoneg 物理インターフェイスまたはブリッジの自動ネゴシエーションを無効にする場合はno。デフォルトはyesです。 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-rx チェックサムの受信を有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-tx チェックサムの転送を有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-sg Scatter/Gatherを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-tso TCPセグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-ufo UDPフラグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-gso 汎用セグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
blobs バイナリデータストア 読み取り専用

network-create

xe network-create name-label=name_for_network [name-description=descriptive_text]
<!--NeedCopy-->

ネットワークを作成します。

network-destroy

xe network-destroy uuid=network_uuid
<!--NeedCopy-->

既存のネットワークを破棄します。

SR-IOVコマンド

SR-IOVを操作するコマンドです。

network-sriovオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe network-sriov-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

SR-IOVパラメーター

SR-IOVには次のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
physical-PIF SR-IOVを有効にするPIF。 読み取り専用
logical-PIF SR-IOV論理PIF。ユーザーはこれをパラメーターとして使用して、SR-IOV VLANネットワークを作成できます。 読み取り専用
requires-reboot Trueに設定すると、ホストを再起動してSR-IOVを有効にするために使用されます。 読み取り専用
remaining-capacity 残された使用可能なVFの数。 読み取り専用

network-sriov-create

xe network-sriov-create network-uuid=network_uuid pif-uuid=physical_pif_uuid
<!--NeedCopy-->

特定の物理PIFに対してSR-IOVネットワークオブジェクトを作成し、物理PIF上でSR-IOVを有効にします。

network-sriov-destroy

xe network-sriov-destroy uuid=network_sriov_uuid
<!--NeedCopy-->

SR-IOVネットワークオブジェクトを削除し、物理PIF上でSR-IOVを無効にします。

SR-IOV VFの割り当て

xe vif-create device=device_index mac=vf_mac_address network-uuid=sriov_network vm-uuid=vm_uuid
<!--NeedCopy-->

SR-IOVネットワークから仮想マシンにVFを割り当てます。

SDNコントローラーコマンド

SDNコントローラー(sdn-controllerオブジェクト)を操作します。

sdn-controller-forget

xe sdn-controller-introduce [address=address] [protocol=protocol] [tcp-port=tcp_port]
<!--NeedCopy-->

SDNコントローラーを導入します。

sdn-controller-introduce

xe sdn-controller-forget uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

SDNコントローラーを削除します。

トンネルコマンド

トンネル(tunnelオブジェクト)を操作します。

tunnel-create

xe tunnel-create pif-uuid=pif_uuid network-uuid=network_uuid
<!--NeedCopy-->

ホスト上に新しいトンネルを作成します。

tunnel-destroy

xe tunnel-destroy uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

トンネルを破棄します。

パッチコマンド

パッチ(patchオブジェクト)を操作します。

patch-apply

xe patch-apply uuid=patch_uuid host-uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

以前にアップロードしたパッチを指定されたホストに適用します。

patch-clean

xe patch-clean uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

以前にアップロードしたパッチファイルを削除します。

patch-destroy

xe patch-destroy uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

適用されていないパッチレコードとファイルをホストから削除します。

patch-pool-apply

xe patch-pool-apply uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

以前にアップロードしたパッチをプール内のすべてのホストに適用します。

patch-pool-clean

xe patch-pool-clean uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

プール内のすべてのホストで以前にアップロードしたパッチファイルを削除します。

patch-precheck

xe patch-precheck uuid=uuid host-uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

以前アップロードされたパッチに含まれている事前チェックを、指定したホストに対して実行します。

patch-upload

xe patch-upload file-name=file_name
<!--NeedCopy-->

パッチファイルをホストにアップロードします。

PBD(物理ブロックデバイス)コマンド

PBD(pbdオブジェクト)を操作します。pbdオブジェクトは、XenServerホストがストレージリポジトリへのアクセスに使用するソフトウェアオブジェクトです。

pbdオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe pbd-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

pbdオブジェクトのパラメーター

pbdオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid PBDの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
sr-uuid PBDの接続先ストレージリポジトリ 読み取り専用
device-config ホストのストレージリポジトリバックエンドドライバーに提供される追加構成情報 読み取り専用のマップパラメーター
currently-attached ストレージリポジトリがこのホストに接続されている場合はtrue、それ以外はfalse 読み取り専用
host-uuid PBDが使用可能になっている物理マシンのUUID 読み取り専用
host このパラメーターは廃止。代わりにhost_uuidを使用 読み取り専用
other-config 追加の構成情報。 読み取り/書き込み可のマップパラメーター

pbd-create

xe pbd-create host-uuid=uuid_of_host sr-uuid=uuid_of_sr [device-config:key=corresponding_value]
<!--NeedCopy-->

XenServerホスト上にPBDを作成します。読み取り専用のdevice-configパラメーターは、作成時にのみ設定できます。

‘path’から’/tmp’にマップを追加するには、コマンドでdevice-config:path=/tmpを指定してください。

ストレージリポジトリの各種類でサポートされるdevice-configパラメーターのキー/値ペアについては、「ストレージ」を参照してください。

pbd-destroy

xe pbd-destroy uuid=uuid_of_pbd
<!--NeedCopy-->

指定したPBDを破棄します。

pbd-plug

xe pbd-plug uuid=uuid_of_pbd
<!--NeedCopy-->

PBDのXenServerホストへのプラグインを試みます。成功すると、参照されているストレージリポジトリ(およびそれに含まれているVDI)がXenServerホストからアクセス可能になります。

pbd-unplug

xe pbd-unplug uuid=uuid_of_pbd
<!--NeedCopy-->

PBDのXenServerホストからのアンプラグを試みます。

PIF(物理ネットワークインターフェイス)コマンド

PIF(pifオブジェクト)を操作します。

pifオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe pif-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

pifオブジェクトのパラメーター

pifオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid PIFの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
device machine-readable インターフェイス名(eth0など) 読み取り専用
MAC PIFのMACアドレス 読み取り専用
other-config 追加のPIF構成name:valueペア。 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
physical PIFが実際の物理ネットワークインターフェイスをポイントしている場合はtrue 読み取り専用
currently-attached PIFが現在このホストに接続されているかどうか。trueまたはfalse 読み取り専用
MTU PIFのMTU(Maximum Transmission Unit)バイト数。 読み取り専用
VLAN このPIFを通過するすべてのトラフィックのVLANタグ。-1はVLANタグが割り当てられていないことを示す 読み取り専用
bond-master-of このPIFがメインインターフェイスになっているボンディングのUUID(該当する場合) 読み取り専用
bond-slave-of このPIFが含まれているボンドのUUID(存在する場合) 読み取り専用
management このPIFがコントロールドメインの管理インターフェイスとして指定されているかどうか 読み取り専用
network-uuid このPIFが接続されている仮想ネットワークの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
network-name-label このPIFが接続している仮想ネットワークの名前 読み取り専用
host-uuid このPIFが接続しているXenServerホストの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
host-name-label このPIFが接続しているXenServerホストの名前 読み取り専用
IP-configuration-mode ネットワークアドレス設定の種類、DHCPまたはstatic 読み取り専用
IP PIFのIPアドレス。IP-configuration-modeがstaticの場合はここで定義し、DHCPの場合は定義しない 読み取り専用
netmask PIFのネットマスクアドレス。IP-configuration-modeがstaticの場合はここで定義し、DHCPの場合は定義しない 読み取り専用
gateway PIFのゲートウェイアドレス。IP-configuration-modeがstaticの場合はここで定義し、DHCPの場合は定義しない 読み取り専用
DNS PIFのDNSアドレス。IP-configuration-modeがstaticの場合はここで定義し、DHCPの場合は定義しない 読み取り専用
io_read_kbs このデバイスの平均読み取り速度(kB/秒) 読み取り専用
io_write_kbs このデバイスの平均書き込み速度(kB/秒) 読み取り専用
carrier デバイスのリンク状態 読み取り専用
vendor-id NICベンダーに割り当てられたID 読み取り専用
vendor-name NICベンダーの名前 読み取り専用
device-id ベンダーがNICモデルに割り当てたID 読み取り専用
device-name ベンダーがNICモデルに割り当てた名前 読み取り専用
speed NICのデータ転送レート 読み取り専用
duplex NICの二重モード。full(全二重)またはhalf(半二重) 読み取り専用
pci-bus-path PCIバスパスのアドレス 読み取り専用
other-config:ethtoolspeed 接続速度(Mbps)の設定 読み取り/書き込み
other-config:ethtoolautoneg 物理インターフェイスまたはブリッジの自動ネゴシエーションを無効にする場合はno。デフォルトはyesです。 読み取り/書き込み
other-config:ethtoolduplex PIFのデュプレックス機能をフルまたはハーフに設定します。 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-rx チェックサムの受信を有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-tx チェックサムの転送を有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-sg Scatter/Gatherを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-tso TCPセグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-ufo UDPフラグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:ethtool-gso 汎用セグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff 読み取り/書き込み
other-config:domain DNS検索パスの設定(コンマ区切りの一覧) 読み取り/書き込み
other-config:bondmiimon リンクの状態チェック間隔(ミリ秒) 読み取り/書き込み
other-config:bonddowndelay リンクの切断が検出されてから切断リンクとして認識されるまでの待機時間(ミリ秒)。一時的な切断を許容するためのパラメーター 読み取り/書き込み
other-config:bondupdelay リンクの回復が検出されてから接続リンクとして認識されるまでの待機時間(ミリ秒)。一時的な回復を無視するための設定。指定された時間待機してからトラフィック転送が開始される(デフォルト値は31s)。 読み取り/書き込み
disallow-unplug このPIFがストレージ専用NICの場合にtrue、それ以外はfalse 読み取り/書き込み

注:

PIFのother-configフィールドへの変更は、再起動後に有効になります。または、xe pif-unplugコマンドとxe pif-plugコマンドを使用して、PIF設定が再書き込みされるようにすることもできます。

pif-forget

xe pif-forget uuid=uuid_of_pif
<!--NeedCopy-->

特定のホスト上の指定したPIFを破棄します。

pif-introduce

xe pif-introduce host-uuid=host_uuid mac=mac_address_for_pif device=interface_name
<!--NeedCopy-->

指定したXenServerホスト上の物理インターフェイスを表すpifオブジェクトを作成します。

pif-plug

xe pif-plug uuid=uuid_of_pif
<!--NeedCopy-->

指定した物理インターフェイスを起動します。

pif-reconfigure-ip

xe pif-reconfigure-ip uuid=uuid_of_pif [mode=dhcp|mode=static] gateway=network_gateway_address IP=static_ip_for_this_pif netmask=netmask_for_this_pif [DNS=dns_address]
<!--NeedCopy-->

PIFのIPアドレスを変更します。静的アドレスを使用する場合は、modeパラメーターにstaticを設定し、gatewayパラメーター、IPパラメーター、およびnetmaskパラメーターに適切な値を設定します。DHCPを使用する場合は、modeパラメーターをDHCPに設定します。ほかのパラメーターを定義する必要はありません。

注:

STP Fast Linkが無効な(またはサポートされていない)スイッチ上のポートにスパニングツリープロトコルで接続する物理ネットワークインターフェイスで静的IPアドレスを使用すると、無トラフィック期間が発生します。

pif-reconfigure-ipv6

xe pif-reconfigure-ipv6 uuid=uuid_of_pif mode=mode [gateway=network_gateway_address] [IPv6=static_ip_for_this_pif] [DNS=dns_address]
<!--NeedCopy-->

PIFのIPv6アドレス設定を再構成します。

pif-scan

xe pif-scan host-uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

指定したXenServerホスト上の新規物理インターフェイスを検出します。

pif-set-primary-address-type

xe pif-set-primary-address-type  uuid=uuid primary_address_type=address_type
<!--NeedCopy-->

このPIFで使用されるプライマリアドレスの種類を変更します。

pif-unplug

xe pif-unplug uuid=uuid_of_pif
<!--NeedCopy-->

指定した物理インターフェイスを停止します。

プールコマンド

リソースプール(poolオブジェクト)を操作します。リソースプールは、1つ以上のXenServerホストの集合です。リソースプールでは1つ以上の共有ストレージリポジトリを使用して、プール内のあるホスト上で実行されている仮想マシンを、同じプール内の別のホストにほぼリアルタイムで移行できます。この移行は、仮想マシンをシャットダウンしたり再起動したりすることなく、仮想マシンの起動中に実行されます。

各XenServerホストは、デフォルトで、それ自体が単独でリソースプールとなります。XenServerホストは、プールに追加されると、メンバーホストとして動作します。ホストを追加したプールに単一のメンバーしかない場合は、そのホストがプールコーディネーターになります。ホストを追加したプールに既に複数のメンバーがいる場合は、それらのメンバーの1つが既にプールコーディネーターになっており、新しいホストをプールに追加した後も変更はありません。

シングルトンプールオブジェクトは、標準的なオブジェクトリストコマンド(xe pool-list)でリストできます。パラメーターは標準パラメーターコマンドで操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

poolオブジェクトのパラメーター

poolオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid プールの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label プールの名前 読み取り/書き込み
name-description プールの説明文字列 読み取り/書き込み
master プールコーディネーターとして動作するXenServerホストの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
default-SR プールのデフォルトストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り/書き込み
crash-dump-SR メンバーホストのクラッシュダンプが格納されるストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り/書き込み
metadata-vdis プールの既知のメタデータVDI 読み取り専用
suspend-image-SR メンバーホスト上で一時停止状態の仮想マシンが格納されるストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り/書き込み
other-config プールの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
other-config:default_ha_timeout 高可用性タイムアウト(秒単位)。 読み取り/書き込み
supported-sr-types このプールで使用可能なストレージリポジトリの種類 読み取り専用
ha-enabled プールの高可用性が有効な場合にtrue、それ以外はfalse 読み取り専用
ha-configuration 将来バージョン用に予約 読み取り専用
ha-statefiles 高可用性によりストレージの状態を検出するために使用されるVDIのUUIDリスト 読み取り専用
ha-host-failures-to-tolerate システムアラートを送信せずに許容されるホスト障害数(フェイルオーバートレランス数) 読み取り/書き込み
ha-plan-exists-for 高可用性アルゴリズムにより算出される、対応可能なホスト障害数 読み取り専用
ha-allow-overcommit プールがオーバーコミットできる場合はtrue、そうでない場合はfalse 読み取り/書き込み
ha-overcommitted プールがオーバーコミットされている場合にtrue 読み取り専用
blobs バイナリデータストア 読み取り専用
live-patching-disabled ライブパッチを有効にするには、falseに設定します。ライブパッチを無効にするには、trueに設定します。 読み取り/書き込み
igmp-snooping-enabled IGMPスヌーピングを有効にするには、trueに設定します。IGMPスヌーピングを無効にするには、falseに設定します。 読み取り/書き込み
https-only Falseに設定すると、管理APIを使用する外部クライアントがポート443またはポート80経由でHTTPSを使用してXenServerに接続できるようになります。Trueに設定すると、ポート80がブロックされ、クライアントはポート443経由でHTTPSを使用して排他的に接続する必要があります。 読み取り/書き込み
migration-compression Trueに設定すると、XenServerプールの移行ストリーム圧縮が有効になります。Falseに設定すると、移行ストリーム圧縮が無効になります。デフォルトはFalseです。vm-migrateコマンドのcompressパラメーターで上書きできます。 読み取り/書き込み

pool-apply-edition

xe pool-apply-edition edition=edition [uuid=uuid] [license-server-address=address] [license-server-port=port]
<!--NeedCopy-->

プール全体にエディションを適用します。

pool-certificate-install

xe pool-certificate-install filename=file_name
<!--NeedCopy-->

プール全体にTLS証明書をインストールします。

pool-certificate-list

xe pool-certificate-list
<!--NeedCopy-->

プールにインストールされているすべてのTLS証明書をリストします。

pool-certificate-sync

xe pool-certificate-sync
<!--NeedCopy-->

TLS証明書と証明書失効リストをプールコーディネーターから他のプールメンバーに同期します。

pool-certificate-uninstall

xe pool-certificate-uninstall name=name
<!--NeedCopy-->

TLS証明書をアンインストールします。

pool-crl-install

xe pool-crl-install filename=file_name
<!--NeedCopy-->

プール全体にTLS証明書失効一覧をインストールします。

pool-crl-list

xe pool-crl-list
<!--NeedCopy-->

インストールされているすべてのTLS証明書失効一覧をリストします。

pool-crl-uninstall

xe pool-crl-uninstall name=name
<!--NeedCopy-->

TLS証明書失効一覧をアンインストールします。

pool-deconfigure-wlb

xe pool-deconfigure-wlb
<!--NeedCopy-->

ワークロードバランスの設定を完全に削除します。

pool-designate-new-master

xe pool-designate-new-master host-uuid=uuid_of_new_master
<!--NeedCopy-->

指定したXenServerホスト(メンバーホスト)を既存のプールのコーディネーターとして動作させます。このコマンドにより、プールコーディネーターの役割をそのプール内の別のホストに正しく移譲できます。このコマンドは、現在のプールコーディネーターがオンラインの場合にのみ機能します。これは以下に挙げられている緊急モードのコマンドに代わるものではありません。

pool-disable-external-auth

xe pool-disable-external-auth [uuid=uuid] [config=config]
<!--NeedCopy-->

プール内のすべてのホストで外部認証を無効にします。

pool-disable-local-storage-caching

xe pool-disable-local-storage-caching uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

プール全体のローカルストレージキャッシュを無効にします。

pool-disable-redo-log

xe pool-disable-redo-log
<!--NeedCopy-->

HAが有効になっていない限り、使用中はredoログを無効にします。

pool-dump-database

xe pool-dump-database file-name=filename_to_dump_database_into_(on_client)
<!--NeedCopy-->

プールデータベース全体のコピーをダウンロードして、クライアント上のファイルにバックアップします。

pool-enable-external-auth

xe pool-enable-external-auth  auth-type=auth_type service-name=service_name [uuid=uuid] [config:=config]
<!--NeedCopy-->

プール内のすべてのホストで外部認証を有効にします。auth-typeの値によっては、特定のconfig:値が必要になることに注意してください。

pool-enable-local-storage-caching

xe pool-enable-local-storage-caching uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

プール全体でローカルストレージキャッシュを有効にします。

pool-enable-redo-log

xe pool-ensable-redo-log sr-uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

HAが有効になっていない限り、使用中は指定されたストレージリポジトリのredoログを有効にします。

pool-eject

xe pool-eject host-uuid=uuid_of_host_to_eject
<!--NeedCopy-->

指定したXenServerホストを既存のリソースプールから除外します。

pool-emergency-reset-master

xe pool-emergency-reset-master master-address=address_of_pool_master
<!--NeedCopy-->

プールメンバーホストが使用しているプールコーディネーターアドレスをリセットして、新しいアドレスのプールコーディネーターに接続します。このコマンドは、プールコーディネーターでは実行しないでください。

pool-emergency-transition-to-master

xe pool-emergency-transition-to-master
<!--NeedCopy-->

XenServerホスト(メンバーホスト)をプールコーディネーターとして動作させます。XenServerホストは、ホストが緊急モードに移行してから、このコマンドを受け入れます。緊急モードとは、あるプール内のメンバーが、そのプールのコーディネーターへの接続を切断され、何度か再試行しても接続できないことを意味します。

ホストがプールに参加してからホストパスワードが変更された場合、このコマンドによってホストのパスワードがリセットされる可能性があります。詳しくは、「ユーザーコマンド」を参照してください。

pool-ha-enable

xe pool-ha-enable heartbeat-sr-uuids=uuid_of_heartbeat_sr
<!--NeedCopy-->

指定したストレージリポジトリを中央ストレージハートビートリポジトリとして使用して、リソースプールの高可用性機能を有効にします。

pool-ha-disable

xe pool-ha-disable
<!--NeedCopy-->

リソースプールの高可用性機能を無効にします。

pool-ha-compute-hypothetical-max-host-failures-to-tolerate

現在のプール構成で許容されるホスト障害の最大数を計算します。

pool-ha-compute-max-host-failures-to-tolerate

xe pool-ha-compute-hypothetical-max-host-failures-to-tolerate [vm-uuid=vm_uuid] [restart-priority=restart_priority]
<!--NeedCopy-->

提供され、提案され、保護された仮想マシンで許容される最大ホスト障害数を計算します。

pool-initialize-wlb

xe pool-initialize-wlb wlb_url=url wlb_username=wlb_username wlb_password=wlb_password xenserver_username=username xenserver_password=password
<!--NeedCopy-->

現在のプールのワークロードバランスをターゲットのワークロードバランスサーバーで初期化します。

pool-join

xe pool-join master-address=address master-username=username master-password=password
<!--NeedCopy-->

XenServerホストを既存のリソースプールに追加します。

pool-management-reconfigure

xe pool-management-reconfigure [network-uuid=network-uuid]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、プール内のすべてのホストでXenCenterに接続するための管理インターフェイスを再指定します。これにより、すべてのホストで/etc/xensource-inventoryのMANAGEMENT_INTERFACEキーが更新されます。

インターフェイスのデバイス名を指定(IPアドレスが必要)した場合、XenServerプールコーディネーターは直ちにバインドし直します。この場合、このコマンドは通常モードと緊急モードのいずれの場合でも機能します。

指定されたネットワークUUIDからXenServerホストに割り当てられるPIFオブジェクトのUUIDを特定し、これによって再バインドすべきIPアドレスを自動的に判断します。この場合、緊急モードではこのコマンドを使用できません。

警告:

このコマンドをリモートのホストに対して使用する場合は、xe pif-reconfigureを使用して新しいインターフェイスでのネットワーク接続を設定しておいてください。これを行わないと、そのXenServerホストに対してCLIコマンドを実行できなくなります。

pool-recover-slaves

xe pool-recover-slaves
<!--NeedCopy-->

緊急モードで動作中のすべてのメンバーホストのアドレスをリセットするよう、プールコーディネーターに指示します。通常、pool-emergency-transition-to-masterでメンバーホストの1つを新しいプールコーディネーターとして設定した後に、このコマンドを使用します。

pool-restore-database

xe pool-restore-database file-name=filename_to_restore_from_on_client [dry-run=true|false]
<!--NeedCopy-->

データベースバックアップ(pool-dump-databaseで作成)をリソースプールにアップロードします。プールコーディネーターがアップロードを受信すると、新しいデータベースを使用して再起動します。

dry runオプションも用意されており、実際の処理を実行しなくてもプールデータベースが復元可能かどうかを確認できます。dry-runのデフォルト値はfalseです。

pool-retrieve-wlb-configuration

xe pool-retrieve-wlb-configuration
<!--NeedCopy-->

ワークロードバランスサーバーからプール最適化基準を取得します。

pool-retrieve-wlb-diagnostics

xe pool-retrieve-wlb-diagnostics [filename=file_name]
<!--NeedCopy-->

ワークロードバランスサーバーから診断を取得します。

pool-retrieve-wlb-recommendations

xe pool-retrieve-wlb-recommendations
<!--NeedCopy-->

ワークロードバランスサーバーからプールの仮想マシン移行推奨事項を取得します。

pool-retrieve-wlb-report

xe pool-retrieve-wlb-report report=report [filename=file_name]
<!--NeedCopy-->

ワークロードバランスサーバーからレポートを取得します。

pool-secret-rotate

xe pool-secret-rotate
<!--NeedCopy-->

プールシークレットを入れ替えます。

プールシークレットは、プール内のXenServerホスト間で共有されるシークレットです。これにより、ホストはプールに対するメンバーシップを証明できます。プール管理者の役割を持つユーザーは、SSH経由でホストに接続するときにこのシークレットを表示できます。こうしたユーザーが組織を離れるか、プール管理者の役割を失った場合は、プールシークレットを入れ替えます。

pool-send-test-post

xe pool-send-test-post dest-host=destination_host dest-port=destination_port body=post_body
<!--NeedCopy-->

HTTPSを使用して、指定された本文を指定されたホストおよびポートに送信し、応答を出力します。 これは、TLSレイヤーのデバッグに使用されます。

pool-send-wlb-configuration

xe pool-send-wlb-configuration [config:=config]
<!--NeedCopy-->

ワークロードバランスサーバーのプール最適化基準を設定します。

pool-sync-database

xe pool-sync-database
<!--NeedCopy-->

プールデータベースを、リソースプールのすべてのホストと強制的に同期します。データベースは定期的に自動複製されるため、このコマンドは通常の操作では不要です。しかしこのコマンドは、重要なCLI操作の実行後、変更が迅速に複製されるようにするのに役立ちます。

https-onlyの設定

xe pool-param-set [uuid=pool-uuid] [https-only=true|false]
<!--NeedCopy-->

XenServerホストの管理インターフェイスでポート80のブロックを有効または無効にします。

PVSアクセラレータコマンド

PVSアクセラレータを操作するためのコマンド。

pvs-cache-storage-create

xe pvs-cache-storage-create sr-uuid=sr_uuid pvs-site-uuid=pvs_site_uuid size=size
<!--NeedCopy-->

指定されたホストの特定のストレージリポジトリ上にPVSキャッシュを構成します。

pvs-cache-storage-destroy

xe pvs-cache-storage-destroy uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

PVSキャッシュを削除します。

pvs-proxy-create

xe pvs-proxy-create pvs-site-uuid=pvs_site_uuid vif-uuid=vif_uuid
<!--NeedCopy-->

PVSプロキシを使用するように仮想マシン/仮想ネットワークインターフェイスを設定します。

pvs-proxy-destroy

xe pvs-proxy-destroy uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

この仮想ネットワークインターフェイス/仮想マシンのPVSプロキシを削除(またはスイッチオフ)します。

pvs-server-forget

xe pvs-server-forget uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

PVSサーバーを削除します。

pvs-server-introduce

xe pvs-server-introduce addresses=adresses first-port=first_port last-port=last_port pvs-site-uuid=pvs_site_uuid
<!--NeedCopy-->

新しいPVSサーバーを導入します。

pvs-site-forget

xe pvs-site-forget uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

PVSサイトを削除します。

pvs-site-introduce

xe pvs-site-introduce name-label=name_label [name-description=name_description] [pvs-uuid=pvs_uuid]
<!--NeedCopy-->

新しいPVSサイトを導入します。

ストレージマネージャコマンド

ストレージマネージャプラグイン(smオブジェクト)を制御します。

ストレージマネージャオブジェクトは、標準的なオブジェクトリストコマンド(xe sm-list)でリストできます。パラメーターは標準パラメーターコマンドで操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

smオブジェクトのパラメーター

smオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid SMプラグインの一意の識別子/オブジェクトリファレンス 読み取り専用
name-label SMプラグインの名前 読み取り専用
name-description SMプラグインの説明文字列 読み取り専用
type このプラグインが接続するストレージリポジトリの種類 読み取り専用
vendor このプラグインを作成したベンダーの名前 読み取り専用
copyright SMプラグインの著作権声明 読み取り専用
required-api-version XenServerホストで要求される最低SM APIバージョン 読み取り専用
configuration デバイス設定キーの名前と説明 読み取り専用
capabilities SMプラグインの機能 読み取り専用
driver-filename SRドライバーのファイル名。 読み取り専用

スナップショットコマンド

スナップショットを操作します。

snapshot-clone

xe snapshot-clone new-name-label=name_label [uuid=uuid] [new-name-description=description]
<!--NeedCopy-->

既存のスナップショットを複製し、ストレージレベルの高速ディスククローン処理を行うことで、新しいテンプレートを作成します(サポートされる場合)。

snapshot-copy

xe snapshot-copy new-name-label=name_label [uuid=uuid] [new-name-description=name_description] [sr-uuid=sr_uuid]
<!--NeedCopy-->

通常の方法で既存の仮想マシンを複製して新しいテンプレートを作成します(ストレージレベルの高速ディスククローン処理がサポートされる場合でもそれを使用しません)。複製された仮想マシンのディスクイメージは常に「フルイメージ」 であり、CoWの一部ではありません。

snapshot-destroy

xe snapshot-destroy  [uuid=uuid] [snapshot-uuid=snapshot_uuid]
<!--NeedCopy-->

スナップショットを破棄します。そのスナップショットに関連付けられたストレージはそのまま残ります。ストレージも削除するには、snapshot-uninstallを使用します。

snapshot-disk-list

xe snapshot-disk-list [uuid=uuid] [snapshot-uuid=snapshot_uuid] [vbd-params=vbd_params] [vdi-params=vdi_params]
<!--NeedCopy-->

選択した仮想マシン上のディスクを一覧表示します。

snapshot-export-to-template

xe snapshot-export-to-template filename=file_name snapshot-uuid=snapshot_uuid  [preserve-power-state=true|false]
<!--NeedCopy-->

スナップショットをファイル名にエクスポートします。

snapshot-reset-powerstate

xe snapshot-reset-powerstate [uuid=uuid] [snapshot-uuid=snapshot_uuid] [--force]
<!--NeedCopy-->

管理ツールスタックデータベースでのみ、仮想マシンの電源を強制的に停止させます。このコマンドは、「一時停止」とマークされたスナップショットを回復するために使用されます。この操作は危険である可能性があります:メモリイメージが不要であることを確認する必要があります。スナップショットを再開できなくなります。

snapshot-revert

xe snapshot-revert [uuid=uuid] [snapshot-uuid=snapshot_uuid]
<!--NeedCopy-->

既存の仮想マシンを以前のチェックポイント状態またはスナップショット状態に戻します。

snapshot-uninstall

xe snapshot-uninstall [uuid=uuid] [snapshot-uuid=snapshot_uuid] [--force]
<!--NeedCopy-->

スナップショットをアンインストールします。この操作により、RWとマークされた、このスナップショットにのみ接続されているVDIを破棄します。VMレコードを単に破棄するには、snapshot-destroyを使用します。

ストレージリポジトリコマンド

ストレージリポジトリ(srオブジェクト)を制御するためのコマンド

srオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe sr-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

srオブジェクトのパラメーター

srオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid ストレージリポジトリの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label ストレージリポジトリの名前 読み取り/書き込み
name-description ストレージリポジトリの説明文字列 読み取り/書き込み
host SRのホスト名 読み取り専用
allowed-operations 現在のSRの状態で可能な操作のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
current-operations このストレージリポジトリ上で現在処理中の操作のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
VDIs このストレージリポジトリ内の仮想ディスクの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用のセットパラメーター
PBDs このストレージリポジトリに接続されているPBDの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用のセットパラメーター
virtual-allocation このストレージリポジトリの全VDIのvirtual-size値の合計(バイト数) 読み取り専用
physical-utilisation このストレージリポジトリ上で現在使用されている物理スペース(バイト数)。シンプロビジョニングの場合は、物理的な使用量が仮想割り当てより小さくなることがあります。 読み取り専用
physical-size ストレージリポジトリの総物理サイズ(バイト数) 読み取り専用
type ストレージリポジトリの種類。使用するストレージリポジトリバックエンドドライバーを指定するために使用 読み取り専用
content-type SRの内容の種類。ISOライブラリをほかのSRから区別するために使用されています。ISOのライブラリを格納するストレージリポジトリのcontent-typeisoである必要があります。そのほかのストレージリポジトリでは、このパラメーターを空白にするかuserを指定することをお勧めします。 読み取り専用
shared このストレージリポジトリを複数のホストで共有できる場合はtrue。それ以外の場合はfalse。 読み取り/書き込み
introduced-by ストレージリポジトリをイントロデュースしたdrtask(該当する場合) 読み取り専用
is-tools-sr これがTools ISO VDIを含むストレージリポジトリである場合はtrue。それ以外の場合はfalse。 読み取り専用
other-config ストレージリポジトリの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
sm-config SMに依存するデータ 読み取り専用のマップパラメーター
blobs バイナリデータストア 読み取り専用
local-cache-enabled このストレージリポジトリがそのホストのローカルキャッシュとして割り当てられている場合はtrue。それ以外の場合はfalse。 読み取り専用
tags 分類目的のユーザー指定のタグ 読み取り/書き込み可のセットパラメーター
clustered ストレージリポジトリが集約されたローカルストレージを使用している場合はtrue。それ以外の場合はfalse。 読み取り専用

sr-create

xe sr-create name-label=name physical-size=size type=type content-type=content_type device-config:config_name=value [host-uuid=host_uuid] [shared=true|false]
<!--NeedCopy-->

ディスク上にストレージリポジトリを作成し、データベースにイントロデュースして、このストレージリポジトリをXenServerホストに接続するためのPBDを作成します。sharedtrueに設定されている場合、PBDはプールのXenServerホストそれぞれに作成されます。sharedが指定されていないか、falseに設定されている場合、PBDはhost-uuidで指定されたXenServerホストにのみ作成されます。

device-configパラメーターは、デバイスのtypeによって異なります。さまざまなストレージバックエンド用のパラメーターについて詳しくは、「ストレージリポジトリの作成」を参照してください。

sr-data-source-forget

xe sr-data-source-forget data-source=data_source
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリのデータソースを指定して記録を停止して、記録済みのすべてのデータを消去します。

sr-data-source-list

xe sr-data-source-list
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリで、記録可能なデータソースのリストを出力します。

sr-data-source-query

xe sr-data-source-query data-source=data_source
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリのデータソースから最後に読み取った値を照会します。

sr-data-source-record

xe sr-data-source-record  data-source=data_source
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリで、指定したデータソースを記録します。

sr-destroy

xe sr-destroy uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

XenServerホスト上の指定したストレージリポジトリを破棄します。

sr-enable-database-replication

xe sr-enable-database-replication uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

指定した(共有)ストレージリポジトリへのXAPIデータベースの複製を有効にします。

sr-disable-database-replication

xe sr-disable-database-replication uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

指定したストレージリポジトリへのXAPIデータベースの複製を無効にします。

sr-forget

xe sr-forget uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

XAPIエージェントから、XenServerホストの指定されたストレージリポジトリを削除します。XAPIエージェントからストレージリポジトリが削除されると、ストレージリポジトリが切断され、その上のVDIにアクセスできなくなります。ただし、そのストレージリポジトリはソースメディア上に残ります(データは失われません)。

sr-introduce

xe sr-introduce name-label=name physical-size=physical_size type=type content-type=content_type uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリレコードをデータベースに配置するだけです。device-configを使用してdevice-config:parameter_key=parameter_valueの形式で追加パラメーターを指定します。例:

xe sr-introduce device-config:device=/dev/sdb1
<!--NeedCopy-->

注:

このコマンドは、通常の操作では使用しません。作成後のストレージリポジトリを共有用に再設定する必要のある場合や、さまざまな障害シナリオからの回復に使用できる、高度な操作です。

sr-probe

xe sr-probe type=type [host-uuid=host_uuid] [device-config:config_name=value]
<!--NeedCopy-->

指定したdevice-configキーに基づいて、バックエンドのスキャンを行います。device-configで目的のストレージリポジトリバックエンドの設定パラメーターを指定すると、その値に一致するストレージリポジトリのリストが返されます。device-configで一部のパラメーターのみを指定して特定バックエンドのスキャンを行うと、目的のストレージリポジトリを検出するために指定すべきほかのdevice-configパラメーターが返されます。スキャン結果は、バックエンドに固有のXMLとして返され、CLIに出力されます。

device-configパラメーターは、デバイスのtypeによって異なります。さまざまなストレージバックエンド用のパラメーターについて詳しくは、「ストレージ」を参照してください。

sr-probe-ext

xe sr-probe-ext type=type [host-uuid=host_uuid] [device-config:=config] [sm-config:-sm_config]
<!--NeedCopy-->

ストレージプローブを実行します。device-configパラメーターは、device-config:devs=/dev/sdb1などで指定できます。sr-probeとは異なり、このコマンドはすべてのストレージリポジトリの種類に対して人間が判読可能な形式で結果を返します。

sr-scan

xe sr-scan uuid=sr_uuid
<!--NeedCopy-->

ストレージリポジトリのスキャンを強制して、XAPIデータベースを、そのストレージサブストレートに存在するVDIと同期します。

sr-update

xe sr-update uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

データベース内のsrオブジェクトのフィールドを更新します。

lvhd-enable-thin-provisioning

xe lvhd-enable-thin-provisioning  sr-uuid=sr_uuid initial-allocation=initial_allocation allocation-quantum=allocation_quantum
<!--NeedCopy-->

LVHDストレージリポジトリのシンプロビジョニングを有効にします。

サブジェクトコマンド

サブジェクトを操作します。

session-subject-identifier-list

xe session-subject-identifier-list
<!--NeedCopy-->

外部で認証された既存のすべてのセッションのすべてのユーザーサブジェクトIDのリストを返します。

session-subject-identifier-logout

xe session-subject-identifier-logout subject-identifier=subject_identifier
<!--NeedCopy-->

ユーザーのサブジェクトIDに関連付けられたすべての外部認証セッションをログアウトします。

session-subject-identifier-logout-all

xe session-subject-identifier-logout-all
<!--NeedCopy-->

すべての外部認証セッションをログアウトします。

subject-add

xe subject-add subject-name=subject_name
<!--NeedCopy-->

プールにアクセスできるサブジェクトのリストにサブジェクトを追加します。

subject-remove

xe subject-remove subject-uuid=subject_uuid
<!--NeedCopy-->

プールにアクセスできるサブジェクトのリストからサブジェクトを削除します。

subject-role-add

xe subject-role-add uuid=uuid [role-name=role_name] [role-uuid=role_uuid]
<!--NeedCopy-->

サブジェクトにロールを追加します。

subject-role-remove

xe subject-role-remove uuid=uuid [role-name=role_name] [role-uuid=role_uuid]
<!--NeedCopy-->

サブジェクトからロールを削除します。

secret-create

xe secret-create value=value
<!--NeedCopy-->

シークレットを作成します。

secret-destroy

xe secret-destroy uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

シークレットを破棄します。

タスクコマンド

実行時間の長い非同期タスク(taskオブジェクト)を操作します。非同期タスクとは、仮想マシンの起動、停止、一時停止などのタスクを指します。通常、これらのタスクは、要求された操作をまとまって実行するほかのアトミックサブタスクの集合からなります。

taskオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe task-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

taskオブジェクトのパラメーター

taskオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid タスクの一意の識別子/オブジェクトリファレンス 読み取り専用
name-label タスクの名前 読み取り専用
name-description タスクの説明文字列 読み取り専用
resident-on タスクを実行しているホストの一意の識別子/オブジェクトリファレンス 読み取り専用
status タスクの現在の状態 読み取り専用
progress タスクが保留中の場合はその処理の推定完了率(0-1)。成功したかどうかに関係なく、完了すると値は1。 読み取り専用
type タスクが正常に完了した場合、このパラメーターにはエンコードされた結果のタイプが含まれる。タイプは、参照が結果フィールドにあるクラスの名前。それ以外の場合、このパラメーターの値は未定義 読み取り専用
result タスクが正常に完了した場合は結果値(Voidまたはオブジェクト参照)。それ以外は未定義 読み取り専用
error_info タスクが失敗した場合はそのタスクに関するエラー文字列。それ以外の場合、このパラメーターの値は未定義 読み取り専用
allowed_operations この状態で可能な操作のリスト 読み取り専用
created タスクの作成時刻 読み取り専用
finished タスクが完了(成功または失敗)した時刻。task-statusがpendingの場合、このフィールドの値は意味を持ちません 読み取り専用
subtask_of このサブタスクが参照するタスクのUUID 読み取り専用
subtasks このタスクのすべてのサブタスクのUUID 読み取り専用

task-cancel

xe task-cancel [uuid=task_uuid]
<!--NeedCopy-->

指定したタスクを取り消して戻します。

テンプレートコマンド

仮想マシンテンプレート(templateオブジェクト)を操作します。

基本的に、templateオブジェクトは、is-a-templateパラメーターがtrueに設定されたvmオブジェクトです。テンプレートは、特定の仮想マシンをインスタンス化するさまざまな設定を含む「ゴールドイメージ」です。XenServerにはテンプレートの基本セットが付属しており、これらを基に「未加工」の汎用仮想マシンを作成して、オペレーティングシステムベンダーのインストールCDから起動できます(例:RHEL、CentOS、SLES、Windows)。仮想マシンを作成し、それを必要に応じて設定し、将来の展開用にそのコピーをテンプレートとして保存できます。

templateオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe template-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

注:

is-a-templateパラメーターをfalseに設定して、テンプレートを仮想マシンに直接変換することはできません。is-a-templateパラメーターをfalseに設定することはサポートされておらず、仮想マシンを起動できなくなります。

VMテンプレートパラメーター

templateオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

  • uuid(読み取り専用)テンプレートの一意の識別子/オブジェクト参照
  • name-label(読み取り/書き込み)テンプレートの名前
  • name-description(読み取り/書き込み)テンプレートの説明文字列
  • user-version(読み取り/書き込み)バージョン情報に含める、仮想マシンおよびテンプレートの作成者用の文字列
  • is-a-template(読み取り/書き込み)このVMがテンプレートの場合はtrue。 テンプレートは起動できない仮想マシンで、複製して仮想マシンを作成するためのものです。この値をtrueに設定すると、falseにリセットすることはできません。テンプレート仮想マシンは、このパラメーターを使用して仮想マシンに変換することはできません。

    次のコマンドで仮想マシンをテンプレートに変換できます。

     xe vm-param-set uuid=<vm uuid> is-a-template=true
     <!--NeedCopy-->
    
  • is-control-domain(読み取り専用)コントロールドメイン(ドメイン0またはドライバードメイン)の場合にtrue
  • power-state(読み取り専用)現在の電源状態。テンプレートの場合、この値は常にhaltedです。
  • memory-dynamic-max(読み取り専用)動的最大メモリ量(バイト数)。 現在使用されていないパラメーターですが、変更する場合は以下の制限があります:memory_static_max >= memory_dynamic_max >= memory_dynamic_min >= memory_static_min
  • memory-dynamic-min(読み取り/書き込み)動的最小メモリ量(バイト数)。 現在、使用されていないパラメーターですが、変更する場合はmemory-dynamic-maxと同じ制限が適用されます。
  • memory-static-max(読み取り/書き込み)静的設定(絶対)最大値(バイト数)。仮想マシンに割り当てるメモリ量を指定するためのパラメーターです。
  • memory-static-min(読み取り/書き込み)静的設定(絶対)最小値(バイト数)。 仮想マシンに割り当てる最少メモリ量。memory-static-minにはmemory-static-maxよりも小さい値を指定します。 通常では使用されないパラメーターですが、前述の制限が適用されます。
  • suspend-VDI-uuid(読み取り専用)一時停止イメージを格納するVDI(テンプレートの場合意味を持ちません)
  • VCPUs-params(読み取り/書き込みマップパラメーター)選択したvCPUポリシーの構成パラメーター。

    次のコマンドで、使用するvCPUを指定できます:

     xe template-param-set uuid=<template_uuid> vCPUs-params:mask=1,2,3
     <!--NeedCopy-->
    

    これにより、このテンプレートから作成した仮想マシンは物理CPUの1、2、および3上でのみ動作します。

    また、capおよびweightパラメーターを使用して、仮想CPUの優先度(xen scheduling)を指定できます。例:

     xe template-param-set uuid=<template_uuid> VCPUs-params:weight=512 xe template-param-set uuid=<template_uuid> VCPUs-params:cap=100
     <!--NeedCopy-->
    

    これにより、このテンプレートから作成した仮想マシン(weightは512)は、そのホスト上のほかのドメイン(weightは256)の2倍のCPUリソースを使用できます。weightに指定可能な値は1~65535で、デフォルト値は256です。

    capパラメーターを指定すると、XenServerホストのCPUにアイドルサイクルがある場合でも、このテンプレートから作成した仮想マシンが使用するCPUサイクルに上限を設定できます。capには1つの物理CPUのパーセンテージを指定します。つまり100は1つの物理CPU、50はその半分、400は4つの物理CPUを示します。デフォルト値は0で、これは上限を設定しないことを示します。

  • VCPUs-max(読み取り/書き込み)vCPUの最大数
  • VCPUs-at-startup(読み取り/書き込み)vCPUの起動数
  • actions-after-crash(読み取り/書き込み)このテンプレートから作成した仮想マシンがクラッシュした後で実行する処理
  • console-uuids(読み取り専用の設定パラメーター)仮想コンソールデバイス
  • platform(読み取り/書き込みマップパラメーター)プラットフォーム固有の構成

    ゲストのパラレルポートのエミュレーションを無効にするには、次のコマンドを使用します:

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> platform:parallel=none
     <!--NeedCopy-->
    

    シリアルポートのエミュレーションを無効にするには、次のコマンドを使用します:

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> platform:hvm_serial=none
     <!--NeedCopy-->
    

    USBコントローラーおよびUSBタブレットデバイスのエミュレーションを無効にするには、次のコマンドを使用します。

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> platform:usb=false
     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> platform:usb_tablet=false
     <!--NeedCopy-->
    
  • allowed-operations(読み取り専用の設定パラメーター)この状態で可能な操作のリスト
  • current-operations(読み取り専用の設定パラメーター)このテンプレート上で現在処理中の操作のリスト
  • allowed-VBD-devices(読み取り専用の設定パラメーター)0~15の整数で表した使用可能なVBD識別子のリスト。このリストは参考情報であり、他のデバイスを使用することもできます(ただし機能しない場合があります)。
  • allowed-VIF-devices(読み取り専用の設定パラメーター)0~15の整数で表した使用可能なVIF識別子のリスト。このリストは参考情報であり、他のデバイスを使用することもできます(ただし機能しない場合があります)。
  • HVM-boot-policy(読み取り/書き込み)ゲストの起動ポリシー。BIOSの順序または空の文字列のいずれかです。
  • HVM-boot-params(読み取り/書き込みマップパラメーター)orderキーがゲストの起動順序を制御します。起動順序は、d(CD/DVD)、c(ルートディスク)、およびn(ネットワークPXEブート)の各文字で定義されます。デフォルトはdcです。
  • PV-kernel(読み取り/書き込み)カーネルへのパス
  • PV-ramdisk(読み取り/書き込み)initrdへのパス
  • PV-args(読み取り/書き込み)カーネルコマンドライン引数の文字列
  • PV-legacy-args(読み取り/書き込み)このテンプレートから作成した従来の仮想マシンを起動するための引数文字列
  • PV-bootloader(読み取り/書き込み)ブートローダーの名前またはパス
  • PV-bootloader-args(読み取り/書き込み)ブートローダーの各種引数の文字列
  • last-boot-CPU-flags(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンを最後に起動したときのCPUフラグ。テンプレートに対しては指定されません
  • resident-on(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンが常駐するXenServerホスト。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • affinity(読み取り/書き込み)このテンプレートから作成した仮想マシンが優先的に実行されるXenServerホスト。xe vm-startコマンドによって使用され、仮想マシンを実行する場所を決定します
  • other-config(読み取り/書き込みマップパラメーター)テンプレートの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト
  • start-time(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンのメトリクスが読み取られた日時。形式はyyyymmddThh:mm:ss z。ここでzは、1文字の軍用タイムゾーンインジケーターで、たとえばZはUTC(GMT)。テンプレートの場合は1 Jan 1970 Z(Unix/POSIXエポックの基準日時)を設定します
  • install-time(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンのメトリクスが読み取られた日時。形式はyyyymmddThh:mm:ss z。ここでzは、1文字の軍用タイムゾーンインジケーターで、たとえばZはUTC(GMT)。テンプレートの場合は1 Jan 1970 Z(Unix/POSIXエポックの基準日時)を設定します
  • memory-actual(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンが使用する実メモリ。テンプレートの場合は0
  • VCPUs-number(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンに割り当てられた仮想CPUの数。テンプレートの場合は0
  • VCPUs-Utilization(読み取り専用マップパラメーター)仮想CPUとその読み取り専用のweightマップパラメーターのリスト。os-versionはこのテンプレートから作成した仮想マシンのオペレーティングシステムのバージョン。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • PV-drivers-version(読み取り専用マップパラメーター)このテンプレートから作成した仮想マシンの準仮想化ドライバーのバージョン。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • PV-drivers-detected(読み取り専用)このテンプレートから作成した仮想マシンの準仮想化ドライバーの最新バージョンのフラグ。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • memory(読み取り専用マップパラメーター)このテンプレートから作成した仮想マシンのエージェントによって報告されるメモリメトリック。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • disks(読み取り専用マップパラメーター)このテンプレートから作成した仮想マシンのエージェントによって報告されるディスクメトリック。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • networks(読み取り専用マップパラメーター)このテンプレートから作成した仮想マシンのエージェントによって報告されるネットワークメトリック。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • other(読み取り専用マップパラメーター)このテンプレートから作成した仮想マシンのエージェントによって報告されるその他のメトリック。テンプレートの場合は「not in database」と表示されます
  • guest-metrics-last-updated(読み取り専用)ゲスト内のエージェントがこれらのフィールドへ最後に書き込みを実行したときの日時。書式はyyyymmddThh:mm:ss zです。ここでのzは1文字の24時間制タイムゾーンインジケーターであり、たとえばUTC(GMT)の場合はZです。
  • actions-after-shutdown(読み取り/書き込み)仮想マシンがシャットダウンした後で実行する処理
  • actions-after-reboot(読み取り/書き込み)仮想マシンが再起動した後で実行する処理
  • possible-hosts(読み取り専用)この仮想マシンを実行可能なホストのリスト
  • HVM-shadow-multiplier(読み取り/書き込み)ゲストで使用できるシャドウメモリ量に適用される乗数
  • dom-id(読み取り専用)ドメインID(使用可能な場合。それ以外は-1)
  • recommendations(読み取り専用)この仮想マシンのプロパティに対する推奨値と推奨範囲のXML仕様
  • xenstore-data(読み取り/書き込みマップパラメーター)仮想マシンの作成後、xenstoreツリー(/local/domain/*domid*/vmdata)に挿入するデータ
  • is-a-snapshot(読み取り専用)このテンプレートが仮想マシンスナップショットの場合はtrue
  • snapshot_of(読み取り専用)このテンプレートのスナップショット元の仮想マシンのUUID
  • snapshots(読み取り専用)このテンプレートから作成されたすべてのスナップショットのUUID
  • snapshot_time(読み取り専用)最新の仮想マシンスナップショットの作成日時
  • memory-target(読み取り専用)このテンプレートに設定されているターゲットメモリ量
  • blocked-operations(読み取り/書き込みマップパラメーター)このテンプレートで実行できない操作の一覧表示
  • last-boot-record(読み取り専用)このテンプレートで最後に使用された起動パラメーターのレコード(XML形式)
  • ha-always-run(読み取り/書き込み)このテンプレートのインスタンスがそのホストの障害時に常にほかのホストで再起動する場合はtrue。このパラメーターは廃止されています。代わりとしてha-restartpriorityを使用します。
  • ha-restart-priority(読み取り専用)再起動またはベストエフォート型の読み取り/書き込みBLOBバイナリデータストア
  • live(読み取り専用)実行中の仮想マシンでのみ意味を持ちます。

template-export

xe template-export template-uuid=uuid_of_existing_template filename=filename_for_new_template
<!--NeedCopy-->

指定したテンプレートのコピーを新規のファイル名でエクスポートします。

template-uninstall

xe template-uninstall template-uuid=template_uuid [--force]
<!--NeedCopy-->

カスタムテンプレートをアンインストールします。この操作により、このテンプレートによって「所有」とマークされたVDIが破棄されます。

アップデートコマンド

以下のセクションでは、XenServerホストのアップデートコマンドについて説明します。

アップデートオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe update-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

アップデートのパラメーター

XenServerホストのアップデート向けに、以下のパラメーターが用意されています:

パラメーター名 説明 種類
uuid アップデートの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
host このアップデートが適用されるホストの一覧 読み取り専用
host-uuid 照会するXenServerホストの一意の識別子 読み取り専用
name-label アップデートの名前 読み取り専用
name-description アップデートの説明文字列 読み取り専用
applied このアップデートが適用されているかどうか。trueまたはfalse 読み取り専用
installation-size アップデートのサイズ(バイト数) 読み取り専用
after-apply-guidance XAPIツールスタックまたはホストの再起動が必要かどうか 読み取り専用
version アップデートのバージョン 読み取り専用

update-upload

xe update-upload file-name=update_filename
<!--NeedCopy-->

指定したアップデートファイルをXenServerホストにアップロードします。このコマンドでアップデートを適用できる状態になります。アップロードに成功すると、アップデートファイルのUUIDが返されます。同じアップデートが既にアップロードされている場合、UPDATE_ALREADY_EXISTSエラーが返され、これはアップロードされません。

update-precheck

xe update-precheck uuid=update_uuid host-uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

指定したアップデートに含まれている事前チェックを、指定したXenServerホストに対して実行します。

update-destroy

xe update-destroy uuid=update_file_uuid
<!--NeedCopy-->

適用されていないアップデートファイルをプールから削除します。ホストに適用できないアップデートファイルの削除に使用できます。

update-apply

xe update-apply host-uuid=host_uuid uuid=update_file_uuid
<!--NeedCopy-->

指定したアップデートファイルを適用します。

update-pool-apply

xe update-pool-apply uuid=update_uuid
<!--NeedCopy-->

指定したアップデートをリソースプール内のすべてのXenServerホストに適用します。

update-introduce

xe update-introduce vdi-uuid=vdi_uuid
<!--NeedCopy-->

更新VDIを導入します。

update-pool-clean

xe update-pool-clean uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

プール内のすべてのホストからアップデートファイルを削除します。

ユーザーコマンド

user-password-change

xe user-password-change old=old_password new=new_password
<!--NeedCopy-->

ログインしているユーザーのパスワードを変更します。このコマンドを実行するにはスーパーバイザー権限が必要なため、変更前のパスワードフィールドはチェックされません。

VBD(仮想ブロックデバイス)コマンド

VBD(vbdオブジェクト)を操作します。

vbdオブジェクトは、仮想マシンをVDIに接続するソフトウェアオブジェクトで、仮想ディスクの内容を示します。VBD(vbdオブジェクト)にはVDIを仮想マシンに関連付ける属性(起動の可否、読み取り/書き込みメトリックなど)があります。vdiオブジェクトには仮想ディスクの物理属性に関する情報(ストレージリポジトリの種類、ディスクの共有の可否、メディアが読み取り/書き込み可能か読み取り専用かなど)があります。

vbdオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe vbd-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

vbdオブジェクトのパラメーター

vbdオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid VBDの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vm-uuid このVBDが接続されている仮想マシンの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vm-name-label このVBDが接続されている仮想マシンの名前 読み取り専用
vdi-uuid このVBDがマップされているVDIの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
vdi-name-label このVBDがマップされているVDIの名前 読み取り専用
empty このVBDが空のドライブの場合にtrue 読み取り専用
device ゲストから見たデバイス。たとえばhda 読み取り専用
userdevice vbd-createのときにdeviceパラメーターによって指定されるデバイス番号。hdaの場合は0、hdbの場合は1のようになります 読み取り/書き込み
bootable このVBDが起動可能な場合にtrue 読み取り/書き込み
mode VBDのマウントに使用するモード 読み取り/書き込み
type 仮想マシンにVBDが表示される方法。ディスクやCDなどです 読み取り/書き込み
currently-attached VBDがこのホストに接続されている場合はtrue。それ以外はfalse 読み取り専用
storage-lock ストレージレベルのロックが取得された場合はtrue 読み取り専用
status-code 最後の接続操作に関連するエラー/成功コード 読み取り専用
status-detail 最後の接続操作の状態に関連するエラー/成功コード 読み取り専用
qos_algorithm_type 使用する優先順位付けアルゴリズム 読み取り/書き込み
qos_algorithm_params 選択した優先順位付けアルゴリズムのパラメーター 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
qos_supported_algorithms このVBDでサポートされる優先順位付けアルゴリズム 読み取り専用のセットパラメーター
io_read_kbs このVBDの平均読み取り速度(kB/秒) 読み取り専用
io_write_kbs このVBDの平均書き込み速度(kB/秒) 読み取り専用
allowed-operations 現在の状態で可能な操作のリスト。このリストは参考用で、クライアントがこのフィールドを読み取る時点でサーバーの状態が変更されている可能性もありあます 読み取り専用のセットパラメーター
current-operations 実行中の各タスクのリンク。タスクの性質を表すcurrent_operation enumに対して、このオブジェクトを参照して使用する。 読み取り専用のセットパラメーター
unpluggable このVBDがホットアンプラグをサポートする場合はtrue 読み取り/書き込み
attachable デバイスが接続できる場合はtrue 読み取り専用
other-config 追加の構成 読み取り/書き込み可のマップパラメーター

vbd-create

xe vbd-create vm-uuid=uuid_of_the_vm device=device_value vdi-uuid=uuid_of_vdi_to_connect_to [bootable=true] [type=Disk|CD] [mode=RW|RO]
<!--NeedCopy-->

仮想マシン上にVBDを作成します。

deviceフィールドに指定可能な値は0~15の整数で、数値は仮想マシンごとに一意である必要があります。現在指定可能な値は、指定した仮想マシンのallowed-VBD-devicesパラメーターで確認できます。これはvbdパラメーターにuserdeviceとして表示されます。

typeDiskの場合、vdi-uuidは必須です。DiskのmodeパラメーターにはROまたはRWを指定できます。

typeCDの場合、vdi-uuidは任意です。VDIを指定しない場合は、空のVBDがCD用に作成されます。CDのmodeパラメーターはROである必要があります。

vbd-destroy

xe vbd-destroy uuid=uuid_of_vbd
<!--NeedCopy-->

指定したVBDを破棄します。

そのVBDのother-config:ownerパラメーターがtrueの場合、関連付けられているVDIも破棄されます。

vbd-eject

xe vbd-eject uuid=uuid_of_vbd
<!--NeedCopy-->

指定したVBDのドライブからメディアを取り除きます。このコマンドが機能するのは、メディアの種類が取り外し可能(物理CDまたはISO)な場合のみです。それ以外の場合は、エラーメッセージVBD_NOT_REMOVABLE_MEDIAが返されます。

vbd-insert

xe vbd-insert uuid=uuid_of_vbd vdi-uuid=uuid_of_vdi_containing_media
<!--NeedCopy-->

指定したVBDのドライブに新しいメディアを挿入します。このコマンドが機能するのは、メディアの種類が取り外し可能(物理CDまたはISO)な場合のみです。それ以外の場合は、エラーメッセージVBD_NOT_REMOVABLE_MEDIAが返されます。

vbd-plug

xe vbd-plug uuid=uuid_of_vbd
<!--NeedCopy-->

仮想マシンが実行状態のときにVBDの接続を試みます。

vbd-unplug

xe vbd-unplug uuid=uuid_of_vbd
<!--NeedCopy-->

仮想マシンが実行状態のときにVBDの接続解除を試みます。

VDI(仮想ディスクイメージ)コマンド

VDI(vdiオブジェクト)を操作します。

vdiオブジェクトはソフトウェアオブジェクトで、仮想マシンに表示される仮想ディスクの内容を示します。これは、仮想マシンをVDIに結び付けるオブジェクトであるvbdオブジェクトとは異なります。vdiオブジェクトには仮想ディスクの物理属性に関する情報(ストレージリポジトリの種類、ディスクの共有の可否、メディアが読み取り/書き込み可能か読み取り専用かなど)があります。VBD(vbdオブジェクト)にはVDIを仮想マシンに関連付ける属性(起動の可否、読み取り/書き込みメトリックなど)があります。

vdiオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe vdi-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

vdiオブジェクトのパラメーター

vdiオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
uuid VDIの一意の識別子/オブジェクト参照 読み取り専用
name-label VDIの名前 読み取り/書き込み
name-description VDIの説明文字列 読み取り/書き込み
allowed-operations この状態で可能な操作のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
current-operations このVDIで現在処理中の操作のリスト 読み取り専用のセットパラメーター
sr-uuid VDIを格納するストレージリポジトリ 読み取り専用
vbd-uuids このVDIを参照するVBDのリスト 読み取り専用のセットパラメーター
crashdump-uuids このVDIを参照するクラッシュダンプのリスト 読み取り専用のセットパラメーター
virtual-size 仮想マシンで表示されるディスクのサイズ(バイト数)。ストレージバックエンドの種類によっては、正確に表示されない場合があります 読み取り専用
physical-utilisation ストレージリポジトリ上でのVDIの物理スペース(バイト数) 読み取り専用
type VDIの種類。たとえばSystemまたはUser 読み取り専用
sharable VDIが共有可能な場合はtrue 読み取り専用
read-only VDIを読み取り専用のみでマウントする場合はtrue 読み取り専用
storage-lock VDIがストレージレベルでロックされている場合はtrue 読み取り専用
parent VDIがチェーンの一部である場合は、親VDIへの参照 読み取り専用
missing ストレージリポジトリのスキャン操作によりこのVDIがディスク上に存在しないと認識された場合はtrue 読み取り専用
other-config VDIの追加構成情報 読み取り/書き込み可のマップパラメーター
sr-name-label ストレージリポジトリの名前 読み取り専用
location 場所情報 読み取り専用
managed VDIが管理されている場合はtrue 読み取り専用
xenstore-data VDIの接続後、xenstoreツリー(/local/domain/0/backend/ vbd/domid/device-id/smdata)に挿入するデータ。SMのバックエンドは通常、このフィールドをvdi_attachに設定します。 読み取り専用のマップパラメーター
sm-config SMに依存するデータ 読み取り専用のマップパラメーター
is-a-snapshot このVDIが仮想マシンストレージスナップショットの場合はtrue 読み取り専用
snapshot_of このVDIのスナップショット元のストレージのUUID 読み取り専用
snapshots このVDIのすべてのスナップショットのUUID 読み取り専用
snapshot_time このVDIを作成したスナップショット操作の日時 読み取り専用
metadata-of-pool このVDIを作成したプールのUUID 読み取り専用
metadata-latest VDIがプールの最新のメタデータを含んでいることを示すフラグ 読み取り専用
cbt-enabled 変更ブロック追跡がVDIで有効になっていことを示すフラグ 読み取り/書き込み

vdi-clone

xe vdi-clone uuid=uuid_of_the_vdi [driver-params:key=value]
<!--NeedCopy-->

直接使用できる、指定されたVDIの書き込み可能なコピーを新規作成します。このコマンドがサポートされる場合、vdi-copyよりも高速にイメージを複製できます。

オプションのdriver-paramsマップパラメーターを使用して、VDIの基盤となるバックエンドストレージドライバーに追加のベンダー固有の構成情報を渡します。詳しくは、ストレージベンダードライバーのドキュメントを参照してください。

vdi-copy

xe vdi-copy uuid=uuid_of_the_vdi sr-uuid=uuid_of_the_destination_sr
<!--NeedCopy-->

VDIを指定したストレージリポジトリにコピーします。

vdi-create

xe vdi-create sr-uuid=uuid_of_sr_to_create_vdi_on name-label=name_for_the_vdi type=system|user|suspend|crashdump virtual-size=size_of_virtual_disk sm-config-*=storage_specific_configuration_data
<!--NeedCopy-->

VDIを作成します。

virtual-sizeパラメーターは、バイト単位またはIEC標準のKiB、MiB、GiB、およびTiBを使用して指定できます。

注:

ディスクのシンプロビジョニングをサポートする種類のストレージリポジトリ(ローカルVHDやNFS)では、ディスクの仮想割り当てが強制されません。このため、ストレージリポジトリ上で仮想ディスクを過剰に割り当てる場合には注意が必要です。過剰に割り当てたストレージリポジトリに空き領域がなくなった場合、そのターゲットサブストレートを使うか、またはそのストレージリポジトリ上の不要なVDIを削除して、ディスクスペースを確保する必要があります。

ストレージリポジトリの種類によっては、設定したブロックサイズで分割できるようにvirtual-sizeの値が切り上げられる可能性があります。

vdi-data-destroy

xe vdi-data-destroy uuid=uuid_of_vdi
<!--NeedCopy-->

指定されたVDIに関連付けられたデータを破棄しますが、変更ブロック追跡のメタデータは保持します。

注:

VDIの増分バックアップを作成するために変更ブロック追跡を使用する場合、スナップショットを削除しながらメタデータを保持するには、必ずvdi-data-destroyコマンドを使用します。変更ブロック追跡が有効になったVDIのスナップショットでvdi-destroyを使用しないでください。

vdi-destroy

xe vdi-destroy uuid=uuid_of_vdi
<!--NeedCopy-->

指定したVDIを破棄します。

注:

VDIの増分バックアップを作成するために変更ブロック追跡を使用する場合、スナップショットを削除しながら メタデータを保持するには、必ずvdi-data-destroyコマンドを使用します。変更ブロック追跡が有効になったVDIのスナップショットでvdi-destroyを使用しないでください。

ローカルVHDおよびNFSのストレージリポジトリでは、vdi-destroyにより即時にディスクスペースが解放されるのではなく、ストレージリポジトリのスキャン時に定期的に解放されます。VDIの破棄後のディスクスペースを強制的に解放するには、手動でsr-scanを実行します。

vdi-disable-cbt

xe vdi-disable-cbt uuid=uuid_of_vdi
<!--NeedCopy-->

VDIの変更ブロック追跡を無効にします。

vdi-enable-cbt

xe vdi-enable-cbt uuid=uuid_of_vdi
<!--NeedCopy-->

VDIの変更ブロック追跡を有効にします。

注:

変更ブロック追跡は、ライセンスが適用されたXenServer Premium Editionインスタンスでのみ有効にできます。

vdi-export

xe vdi-export uuid=uuid_of_vdi filename=filename_to_export_to [format=format] [base=uuid_of_base_vdi] [--progress]
<!--NeedCopy-->

指定したファイル名にVDIをエクスポートします。VDIは、次のいずれかの形式でエクスポートできます:

  • raw
  • vhd

VHD形式はスパースである場合があります。VDI内に割り当てられていないブロックがある場合、これらのブロックはVHDファイルから省略され、VHDファイルが小さくなる可能性があります。サポートされているすべてのVHDベースのストレージの種類(EXT3/EXT4、NFS)からVHD形式にエクスポートできます。

baseパラメーターを指定する場合、このコマンドにより、エクスポートされたVDIとベースVDIの間で変更されたブロックのみがエクスポートされます。

vdi-forget

xe vdi-forget uuid=uuid_of_vdi
<!--NeedCopy-->

ストレージからVDIを削除せずに、データベースからVDIレコードだけを削除します。通常の操作では、代わりにvdi-destroyを使用します。

vdi-import

xe vdi-import uuid=uuid_of_vdi filename=filename_to_import_from [format=format] [--progress]
<!--NeedCopy-->

VDIをインポートします。VDIは、次のいずれかの形式でインポートできます:

  • raw
  • vhd

vdi-introduce

xe vdi-introduce uuid=uuid_of_vdi sr-uuid=uuid_of_sr name-label=name_of_new_vdi type=system|user|suspend|crashdump location=device_location_(varies_by_storage_type) [name-description=description_of_vdi] [sharable=yes|no] [read-only=yes|no] [other-config=map_to_store_misc_user_specific_data] [xenstore-data=map_to_of_additional_xenstore_keys] [sm-config=storage_specific_configuration_data]
<!--NeedCopy-->

ストレージを実際に変更したり作成したりせずに、既存のストレージデバイスのvdiオブジェクトを作成します。このコマンドは、ホットプラグされたストレージデバイスを自動的にイントロデュースするために、主に内部で使用されます。

vdi-list-changed-blocks

xe vdi-list-changed-blocks vdi-from-uuid=first-vdi-uuid vdi-to-uuid=second-vdi-uuid
<!--NeedCopy-->

2つのVDIを比較し、変更されたブロックの一覧をBASE64でエンコードされた文字列として返します。このコマンドは、変更ブロック追跡を有効にしたVDIに対してのみ機能します。

詳しくは、「変更ブロック追跡」を参照してください。

vdi-pool-migrate

xe vdi-pool-migrate uuid=VDI_uuid sr-uuid=destination-sr-uuid
<!--NeedCopy-->

VDIを指定したストレージリポジトリに移行し、VDIを実行中のゲストに接続します。(ストレージライブマイグレーション)

詳しくは、「仮想マシンの移行」参照してください。

vdi-resize

xe vdi-resize uuid=vdi_uuid disk-size=new_size_for_disk
<!--NeedCopy-->

UUIDで指定したVDIのサイズを変更します。

vdi-snapshot

xe vdi-snapshot uuid=uuid_of_the_vdi [driver-params=params]
<!--NeedCopy-->

バックアップまたはテンプレートの作成時、またはその両方の作成時に参照できる、読み書き可能なVDIを作成します。バックアップを行う場合、仮想マシン内でバックアップソフトウェアをインストールして実行する代わりに、スナップショットを使ってバックアップを作成できます。仮想マシンの外部でバックアップソフトウェアがスナップショットの内容をバックアップメディアに保存している間も、仮想マシンを停止する必要はありません。同様に、スナップショットはテンプレートの基になる「ゴールドイメージ」として使用することもできます。テンプレートは、いずれのVDIからも作成できます。

オプションのdriver-paramsマップパラメーターを使用して、VDIの基盤となるバックエンドストレージドライバーに追加のベンダー固有の構成情報を渡します。詳しくは、ストレージベンダードライバーのドキュメントを参照してください。

スナップショットの複製は、書き込み可能なVDIを常に作成します。

vdi-unlock

xe vdi-unlock uuid=uuid_of_vdi_to_unlock [force=true]
<!--NeedCopy-->

指定したVDIのロック解除を試みます。force=trueを指定すると、強制的にロックを解除します。

vdi-update

xe vdi-update uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

データベース内のvdiオブジェクトのフィールドを更新します。

VIF(仮想ネットワークインターフェイス)コマンド

VIF(vifオブジェクト)を操作します。

vifオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe vif-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

vifオブジェクトのパラメーター

vifオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

  • uuid(読み取り専用)VIFの一意の識別子/オブジェクト参照
  • vm-uuid(読み取り専用)このVIFが存在する仮想マシンの一意の識別子/オブジェクト参照
  • vm-name-label(読み取り専用)VIFが存在する仮想マシンの名前
  • allowed-operations(読み取り専用の設定パラメーター)この状態で可能な操作のリスト
  • current-operations(読み取り専用の設定パラメーター)このVIFで現在処理中の操作のリスト
  • device(読み取り専用)VIFバックエンドの作成順を示す、VIFの整数ラベル
  • MAC(読み取り専用)仮想マシンに提供される、VIFのMACアドレス
  • MTU(読み取り専用)VIFのMTU(Maximum Transmission Unit)バイト数。

    このパラメーターは読み取り専用ですが、other-configマップパラメーターのmtuキーでこのMTU設定よりも優先される値を指定できます。たとえば、ジャンボフレームを使用するように仮想NICのMTUをリセットするには、次のようにします:

     xe vif-param-set \
         uuid=<vif_uuid> \
         other-config:mtu=9000
     <!--NeedCopy-->
    
  • currently-attached(読み取り専用)デバイスが接続されている場合はtrue
  • qos_algorithm_type(読み取り/書き込み)使用するQoSアルゴリズム
  • qos_algorithm_params(読み取り/書き込みマップパラメーター)選択したQoSアルゴリズムのパラメーター
  • qos_supported_algorithms(読み取り専用の設定パラメーター)このVIFでサポートされるQoSアルゴリズム
  • MAC-autogenerated(読み取り専用)VIFのMACアドレスが自動生成の場合にtrue
  • other-config(読み取り/書き込みマップパラメーター)追加構成のkey:valueペア
  • other-config:ethtoolrx(読み取り/書き込み)チェックサムの受信を有効にする場合はon、無効にする場合はoff
  • other-config:ethtooltx(読み取り/書き込み)チェックサムの転送を有効にする場合はon、無効にする場合はoff
  • other-config:ethtoolsg(読み取り/書き込み)Scatter/Gatherを有効にする場合はon、無効にする場合はoff
  • other-config:ethtooltso(読み取り/書き込み)TCPセグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff
  • other-config:ethtoolufo(読み取り/書き込み)UDPフラグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff
  • other-config:ethtoolgso(読み取り/書き込み)汎用セグメンテーションオフロードを有効にする場合はon、無効にする場合はoff
  • other-config:promiscuous(読み取り/書き込み)VIFがブリッジ上で無作為検出(ブリッジ上のすべてのトラフィックを検出)を行う場合にtrue。仮想マシンで侵入検知システム(IDS)などを実行するのに便利です。
  • network-uuid(読み取り専用)このVIFが接続されている仮想ネットワークの一意の識別子/オブジェクト参照
  • network-name-label(読み取り専用)このVIFが接続されている仮想ネットワークの名前
  • io_read_kbs(読み取り専用)このVIFの平均読み取り速度(kB/秒)
  • io_write_kbs(読み取り専用)このVIFの平均書き込み速度(kB/秒)
  • locking_mode(読み取り専用)VIFで送受信されるトラフィックをMACアドレスやIPアドレスでフィルターするためのロックモード。追加のパラメーターが必要です。
  • locking_mode:default(読み取り専用)ネットワークのロックモードがVIFに適用されます。

    ネットワークのdefault-locking-modeがdisabledの場合、XenServerによってそのネットワークが接続するVIFですべての送受信トラフィックがドロップされます。default-lockingmodeがunlockedの場合、XenServerによってそのネットワークが接続するVIFですべての送受信トラフィックが許可されます。詳しくは、「ネットワークコマンド」を参照してください。

  • locking_mode:locked(読み取り/書き込み)VIFで特定のMACアドレスおよびIPアドレスで送受信されるトラフィックのみが許可されます。IPアドレスが指定されていない場合、トラフィックは許可されません。
  • locking_mode:unlocked(読み取り/書き込み)VIFで送受信されるトラフィックにいかなるフィルターも適用されません。
  • locking_mode:disabled(読み取り/書き込み)XenServerによりVIFですべての送受信トラフィックがドロップされます。

vif-create

xe vif-create vm-uuid=uuid_of_the_vm device=see below network-uuid=uuid_of_network_to_connect_to [mac=mac_address]
<!--NeedCopy-->

仮想マシンにVIFを作成します。

deviceフィールドに指定可能な値は、指定した仮想マシンのパラメーターallowed-VIF-devicesにリストされます。VIFが存在しない仮想マシンで指定可能な値は0~15の整数です。

macパラメーターは、aa:bb:cc:dd:ee:ff形式の標準MACアドレスです。指定しない場合、ランダムなMACアドレスが作成されます。mac=randomを指定することで、ランダムなMACアドレス作成を明示的に設定することもできます。

vif-destroy

xe vif-destroy uuid=uuid_of_vif
<!--NeedCopy-->

VIFを破棄します。

vif-move

xe vif-move uuid=uuid network-uuid=network_uuid
<!--NeedCopy-->

VIFを別のネットワークに移動します。

vif-plug

xe vif-plug uuid=uuid_of_vif
<!--NeedCopy-->

仮想マシンが実行状態のときにVIFの接続を試みます。

vif-unplug

xe vif-unplug uuid=uuid_of_vif
<!--NeedCopy-->

仮想マシンが実行状態のときにVIFの接続解除を試みます。

vif-configure-ipv4

この仮想インターフェイスでIPv4設定を構成します。以下のように、IPv4設定を設定します。

xe vif-configure-ipv4 uuid=uuid_of_vif mode=static address=CIDR_address gateway=gateway_address
<!--NeedCopy-->

例:

VIF.configure_ipv4(vifObject,"static", " 192.168.1.10/24", " 192.168.1.1")
<!--NeedCopy-->

以下のように、IPv4設定を削除します。

xe vif-configure-ipv4 uuid=uuid_of_vif mode=none
<!--NeedCopy-->

vif-configure-ipv6

この仮想インターフェイスでIPv6設定を構成します。以下のように、IPv6設定を設定します。

xe vif-configure-ipv6 uuid=uuid_of_vif mode=static address=IP_address gateway=gateway_address
<!--NeedCopy-->

例:

VIF.configure_ipv6(vifObject,"static", "fd06:7768:b9e5:8b00::5001/64", "fd06:7768:b9e5:8b00::1")
<!--NeedCopy-->

以下のように、IPv6設定を削除します。

xe vif-configure-ipv6 uuid=uuid_of_vif mode=none
<!--NeedCopy-->

VLAN(仮想ネットワーク)コマンド

VLAN(仮想ネットワーク)を操作します。仮想インターフェイスの一覧を出力して編集するには、PIFコマンドを使用します。このコマンドには、関連付けられた仮想ネットワークがあることを示すVLANパラメーターがあります。詳しくは、「PIF(物理ネットワークインターフェイス)コマンド」を参照してください。たとえば、VLANを一覧表示するにはxe pif-listを使用します。

vlan-create

xe vlan-create pif-uuid=uuid_of_pif vlan=vlan_number network-uuid=uuid_of_network
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XenServerホスト上にVLANを作成します。

pool-vlan-create

xe pool-vlan-create pif-uuid=uuid_of_pif vlan=vlan_number network-uuid=uuid_of_network
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リソースプール内のすべてのホストについて、指定されたネットワークが接続されているインターフェイス(eth0など)を識別し、新しいPIFオブジェクトを作成およびプラグして、VLANを作成します。

vlan-destroy

xe vlan-destroy uuid=uuid_of_pif_mapped_to_vlan
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VLANを破棄します。VLANにマップされたPIFのUUIDを指定する必要があります。

仮想マシンコマンド

仮想マシン(vmオブジェクト)とその属性を操作します。

vmオブジェクトセレクタ

ここで説明する多くのコマンドでは、以下の標準的な方法で1つまたは複数の仮想マシンを操作対象として指定します。最も簡単な方法は、引数vm=name_or_uuidの指定です。実際の仮想マシンのUUIDを取得する簡単な方法は、たとえば、xe vm-list power-state=runningの実行です。(指定できるフィールドの一覧を取得するには、コマンドxe vm-list params=allを使用します)。たとえば、power-state=haltedを指定することで仮想マシンを選択します。その仮想マシンのpower-stateパラメーターはhaltedと同等です。複数の仮想マシンがフィルター条件に一致し、そのすべてのオブジェクトに対してコマンドを実行する場合は、オプション--multipleを指定します。指定できるすべてのパラメーターの一覧は、次の表のとおりです。

vmオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe vm-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

vmオブジェクトのパラメーター

vmオブジェクトには、以下のパラメーターがあります。

注:

書き込み可能なvmパラメーターの値は、対象の仮想マシンが実行中であっても変更できます。ただし、その変更は動的には適用されず、仮想マシンを再起動するまで反映されません。

  • appliance(読み取り/書き込み)仮想マシンを含んでいる仮想アプライアンス/vApp
  • uuid(読み取り専用)仮想マシンの一意の識別子/オブジェクト参照
  • name-label(読み取り/書き込み)仮想マシンの名前
  • name-description(読み取り/書き込み)仮想マシンの説明文字列
  • order(読み取り/書き込み)vAppの起動/シャットダウン時や高可用性での仮想マシンの起動順序。順序として0を指定すると、その仮想マシンが最初に起動します。次に1を指定した仮想マシンが起動し、2、3と続きます。
  • version(読み取り専用)この仮想マシンが復元された回数。新しい仮想マシンを古いバージョンで上書きする場合は、vm-recoverを呼び出します
  • user-version(読み取り/書き込み)バージョン情報に含める、仮想マシンおよびテンプレートの作成者用の文字列
  • is-a-template(読み取り/書き込み)この仮想マシンがテンプレートでない場合はfalse。テンプレート仮想マシンは起動できないものであり、複製して仮想マシンを作成するためのものです。この値をtrueに設定すると、その後falseにリセットすることはできません。テンプレート仮想マシンは、このパラメーターを使用して仮想マシンに変換することはできません。

    次のコマンドで仮想マシンをテンプレートに変換できます。

     xe vm-param-set uuid=<vm uuid> is-a-template=true
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  • is-control-domain(読み取り専用)コントロールドメイン(ドメイン0またはドライバードメイン)の場合にtrue
  • power-state(読み取り専用)現在の電源状態
  • start-delay(読み取り/書き込み)仮想マシンの起動コールが返るまでの待機時間(秒単位)
  • shutdown-delay(読み取り/書き込み)仮想マシンのシャットダウンコールが返るまでの待機時間(秒単位)
  • memory-dynamic-max(読み取り/書き込み)動的最大メモリ量(バイト数)
  • memory-dynamic-min(読み取り/書き込み)動的最小メモリ量(バイト数)
  • memory-static-max(読み取り/書き込み)静的設定(絶対)最大値(バイト数)。この値を変更する場合は、仮想マシンをシャットダウンする必要があります。
  • memory-static-min(読み取り/書き込み)静的設定(絶対)最小値(バイト数)。この値を変更する場合は、仮想マシンをシャットダウンする必要があります。
  • suspend-VDI-uuid(読み取り専用)一時停止イメージを格納するVDI
  • VCPUs-params(読み取り/書き込みマップパラメーター)選択したvCPUポリシーの構成パラメーター。

    次のコマンドで、使用するvCPUを指定できます

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> VCPUs-params:mask=1,2,3
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    これにより、この仮想マシンは物理CPUの1、2、および3上でのみ動作します。 また、capおよびweightパラメーターを使用して、仮想CPUの優先度(xen scheduling)を指定できます。例:

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> VCPUs-params:weight=512 xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> VCPUs-params:cap=100
     <!--NeedCopy-->
    

    これにより、この仮想マシン(weightは512)は、そのXenServerホスト上のほかのドメイン(weightは256)の2倍のCPUリソースを使用できます。weightに指定可能な値は1~65535で、デフォルト値は256です。capパラメーターを指定すると、XenServerホストのCPUにアイドルサイクルがある場合でも、この仮想マシンが使用するCPUサイクルに上限を設定できます。capには1つの物理CPUのパーセンテージを指定します。つまり100は1つの物理CPU、50はその半分、400は4つの物理CPUを示します。デフォルト値は0で、これは上限を設定しないことを示します。

  • VCPUs-max(読み取り/書き込み)vCPUの最大数。
  • VCPUs-at-startup(読み取り/書き込み)vCPUの起動数
  • actions-after-crash(読み取り/書き込み)仮想マシンがクラッシュしたときに実行する処理。PVゲストの場合、有効なパラメーターは次のとおりです:
    • preserve(分析用のみ)
    • coredump_and_restart(コアダンプを記録して、仮想マシンを再起動する)
    • coredump_and_destroy(コアダンプを記録して、仮想マシンを停止状態のままにする)
    • restart(コアダンプを記録せずに、仮想マシンを再起動する)
    • destroy(コアダンプを記録せずに、仮想マシンを停止状態のままにする)
  • console-uuids(読み取り専用の設定パラメーター)仮想コンソールデバイス
  • platform(読み取り/書き込みマップパラメーター)プラットフォーム固有の構成

    VDAを無効にしてWindows 10をタブレットモードに切り替えるには:

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> platform:acpi_laptop_slate=0
     <!--NeedCopy-->
    

    VDAを有効にしてWindows 10をタブレットモードに切り替えるには:

     xe vm-param-set uuid=<vm_uuid> platform:acpi_laptop_slate=1
     <!--NeedCopy-->
    

    現在の状態を確認するには:

     xe vm-param-get uuid=<vm_uuid> param-name=platform param-key=acpi_laptop_slate
     <!--NeedCopy-->
    
  • allowed-operations(読み取り専用の設定パラメーター)この状態で可能な操作のリスト
  • current-operations(読み取り専用の設定パラメーター)仮想マシン上で現在処理中の操作のリスト
  • allowed-VBD-devices(読み取り専用の設定パラメーター)0~15の整数で表した使用可能なVBD識別子のリスト。このリストは参考情報であり、他のデバイスを使用することもできます(ただし機能しない場合があります)。
  • allowed-VIF-devices(読み取り専用の設定パラメーター)0~15の整数で表した使用可能なVIF識別子のリスト。このリストは参考情報であり、他のデバイスを使用することもできます(ただし機能しない場合があります)。
  • HVM-boot-policy(読み取り/書き込み)ゲストの起動ポリシー。BIOSの順序または空の文字列のいずれかです。
  • HVM-boot-params(読み取り/書き込みマップパラメーター)orderキーがゲストの起動順序を制御します。起動順序は、d(CD/DVD)、c(ルートディスク)、およびn(ネットワークPXEブート)の各文字で定義されます。デフォルトはdcです。
  • HVM-shadow-multiplier(読み取り/書き込み)仮想マシンに許可するシャドウメモリオーバーヘッドの量を制御する浮動小数点値。デフォルトは1.0(最小値)で、この値は上級ユーザーのみが変更するようにしてください。
  • PV-kernel(読み取り/書き込み)カーネルへのパス
  • PV-ramdisk(読み取り/書き込み)initrdへのパス
  • PV-args(読み取り/書き込み)カーネルコマンドライン引数の文字列
  • PV-legacy-args(読み取り/書き込み)従来の仮想マシンを起動するための引数文字列
  • PV-bootloader(読み取り/書き込み)ブートローダーの名前またはパス
  • PV-bootloader-args(読み取り/書き込み)ブートローダーの各種引数の文字列
  • last-boot-CPU-flags(読み取り専用)仮想マシンが最後に起動したCPUフラグの説明
  • resident-on(読み取り専用)仮想マシンが常駐するXenServerホスト
  • affinity(読み取り/書き込み)仮想マシンが優先的に実行されるXenServerホスト。xe vm-startコマンドによって使用され、仮想マシンを実行する場所を決定します
  • other-config(読み取り/書き込みマップパラメーター)仮想マシンの追加構成パラメーターを指定するキー/値ペアのリスト。

    たとえば、other-configキー/値ペアauto_poweron: trueは、プール内のホストが起動した後にVMを自動的に起動するように要求します。このパラメータをプールの other-configにも設定する必要があります。これらのパラメータは現廃止されています。代わりとしてha-restart-priorityを使用します。

  • start-time (読み取り専用)仮想マシンのメトリックが読み取られた日時のタイムスタンプ。このタイムスタンプの書式はyyyymmddThh:mm:ss zです。ここでのzは1文字の24時間制タイムゾーンインジケータです。たとえば、UTC(GMT)の場合はZです。
  • install-time (読み取り専用)仮想マシンのメトリックが読み取られた日時のタイムスタンプ。このタイムスタンプの書式はyyyymmddThh:mm:ss zです。ここでのzは1文字の24時間制タイムゾーンインジケータです。たとえば、UTC(GMT)の場合はZです。
  • memory-actual(読み取り専用)仮想マシンが使用する実メモリ
  • VCPUs-number(読み取り専用)Linux仮想マシンの場合、仮想マシンに割り当てられている仮想CPUの数。この値がVCPUS-maxと異なっていても構いません。また、vm-vcpu-hotplugコマンドを使用すると、仮想マシンを再起動せずに値を変更できます。詳しくは、vm-vcpu-hotplugを参照してください。Windows仮想マシンの場合、常にVCPUsmaxに設定された数の仮想CPUを使用します。この値を変更した場合、仮想マシンの再起動が必要です。XenServerホスト上の物理CPUの数より大きい値をVCPUs-numberに設定すると、パフォーマンスが著しく低下します。
  • VCPUs-Utilization(読み取り専用マップパラメーター)仮想CPUとその優先度(weight)のリスト
  • os-version(読み取り専用マップパラメーター)仮想マシンのオペレーティングシステムのバージョン
  • PV-drivers-version(読み取り専用マップパラメーター)仮想マシンの準仮想化ドライバーのバージョン
  • PV-drivers-detected(読み取り専用)仮想マシンの準仮想化ドライバーの最新バージョンのフラグ
  • memory(読み取り専用マップパラメーター)仮想マシンのエージェントによって報告されるメモリメトリック
  • disks(読み取り専用マップパラメーター)仮想マシンのエージェントによって報告されるディスクメトリック。
  • networks(読み取り専用マップパラメーター)仮想マシンのエージェントによって報告されるネットワークメトリック。
  • other(読み取り専用マップパラメーター)仮想マシンのエージェントによって報告されるその他のメトリック
  • guest-metrics-lastupdated(読み取り専用)ゲスト内のエージェントがこれらのフィールドへ最後に書き込みを実行したときの日時。このタイムスタンプの書式はyyyymmddThh:mm:ss zです。ここでのzは1文字の24時間制タイムゾーンインジケータです。たとえば、UTC(GMT)の場合はZです。
  • actions-after-shutdown(読み取り/書き込み)仮想マシンがシャットダウンした後で実行する処理
  • actions-after-reboot(読み取り/書き込み)仮想マシンが再起動した後で実行する処理
  • possible-hostsこの読み取り専用仮想マシンを実行可能なホスト
  • dom-id(読み取り専用)ドメインID(使用可能な場合。それ以外は-1)
  • recommendations(読み取り専用)この仮想マシンのプロパティに対する推奨値と推奨範囲のXML仕様
  • xenstore-data(読み取り/書き込みマップパラメーター)仮想マシンの作成後、xenstoreツリー(/local/domain/*domid*/vm-data)に挿入するデータ
  • is-a-snapshot(読み取り専用)この仮想マシンがスナップショットの場合はtrue
  • snapshot_of(読み取り専用)このスナップショット元の仮想マシンのUUID
  • snapshots(読み取り専用)この仮想マシンのすべてのスナップショットのUUID
  • snapshot_time(読み取り専用)この仮想マシンスナップショットの作成日時
  • memory-target(読み取り専用)この仮想マシンに設定されているターゲットメモリ量
  • blocked-operations(読み取り/書き込みマップパラメーター)この仮想マシンで実行できない操作の一覧表示
  • last-boot-record(読み取り専用)このテンプレートで最後に使用された起動パラメーターのレコード(XML形式)
  • ha-always-run(読み取り/書き込み)この仮想マシンがそのホストの障害時に常にほかのホストで再起動する場合はtrue。このパラメーターは廃止されています。代わりとしてha-restart-priorityを使用します。
  • ha-restart-priority(読み取り/書き込み)再起動またはベストエフォート
  • blobs(読み取り専用)バイナリデータストア
  • live(読み取り専用)仮想マシンが実行中の場合はtrue。高可用性機能により仮想マシンが実行されていないと認識される場合はfalse。

vm-assert-can-be-recovered

xe vm-assert-can-be-recovered uuid [database] vdi-uuid
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特定の仮想マシンを回復するためにストレージを使用できるかどうかをテストします。

vm-call-plugin

xe vm-call-plugin vm-uuid=vm_uuid plugin=plugin fn=function [args:key=value]
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オプションの引数(args:key=value)を指定して、指定された仮想マシン上のプラグイン内の関数を呼び出します。特殊文字(たとえば改行)を含む「value」文字列を渡すには、構文args:key:file=local_fileを代わりに使用して、local_fileの内容を取得し、全体として「key」に割り当てます。

vm-cd-add

xe vm-cd-add cd-name=name_of_new_cd device=integer_value_of_an_available_vbd [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

選択した仮想マシンに新しい仮想CDを追加します。deviceパラメーターは、仮想マシンのallowed-VBD-devicesパラメーターの値から選択します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-cd-eject

xe vm-cd-eject [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

仮想CDドライブからCDをイジェクトします。このコマンドは、仮想マシンに設定されているCDが1つのみの場合に機能します。複数のCDがある場合は、xe vbd-ejectコマンドを使用し、VBDのUUIDを指定します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-cd-insert

xe vm-cd-insert cd-name=name_of_cd [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

仮想CDドライブにCDを挿入します。このコマンドは、仮想マシンに設定されているCDが1つのみで、そのデバイスが空である場合に機能します。空のCDデバイスが複数ある場合は、xe vbd-insertコマンドを使用し、VBDと挿入するVDIのUUIDを指定します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-cd-list

xe vm-cd-list [vbd-params] [vdi-params] [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンに接続されているCDのリストを出力します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

対象のVBDパラメーターとVDIパラメーターも指定できます。

vm-cd-remove

xe vm-cd-remove cd-name=name_of_cd [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンから仮想CDを削除します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-checkpoint

xe vm-checkpoint new-name-label=name_label [new-name-description=description]
<!--NeedCopy-->

ストレージレベルの高速ディスクスナップショット処理により、既存の仮想マシンをチェックポイントします(サポートされる場合)。

vm-clone

xe vm-clone new-name-label=name_for_clone [new-name-description=description_for_clone] [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

既存の仮想マシンを複製し、ストレージレベルの高速ディスククローン処理を行います(サポートされる場合)。new-name-label引数とnew-name-description引数を使用して、複製後の仮想マシンの名前と説明(オプション)を指定します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-compute-maximum-memory

xe vm-compute-maximum-memory total=amount_of_available_physical_ram_in_bytes [approximate=add overhead memory for additional vCPUS? true|false] [vm_selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

物理RAMの合計量を上限値として、既存の仮想マシンに割り当てることが可能な静的メモリの最大量を計算します。オプションのパラメーターapproximateを使用すると、仮想マシンに仮想CPUを後から追加する場合を考慮して、十分な量の余分なメモリを予約できます。

例:

xe vm-compute-maximum-memory vm=testvm total=`xe host-list params=memory-free --minimal`
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、xe host-listが返したmemory-freeパラメーターの値を使用して、仮想マシンtestvmの最大メモリ量を設定します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-compute-memory-overhead

xe vm-compute-memory-overhead
<!--NeedCopy-->

仮想マシンの仮想化メモリオーバーヘッドを計算します。

vm-copy

xe vm-copy new-name-label=name_for_copy [new-name-description=description_for_copy] [sr-uuid=uuid_of_sr] [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

通常の方法で既存の仮想マシンを複製します(ストレージレベルの高速ディスククローン処理がサポートされる場合でもそれを使用しません)。複製された仮想マシンのディスクイメージは常にフルイメージであり、コピーオンライト(CoW)の一部ではありません。

new-name-label引数とnew-name-description引数を使用して、複製後の仮想マシンの名前と説明(オプション)を指定します。

sr-uuidでは、複製後の仮想マシンを格納するストレージリポジトリを指定します。このパラメーターを指定しない場合、元の仮想マシンと同じストレージリポジトリに格納されます。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-copy-bios-strings

xe vm-copy-bios-strings host-uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

指定されたホストのBIOS文字列を仮想マシンにコピーします。

注:

仮想マシンを初めて起動するとき、起動したあとにそのBIOS文字列を変更することはできません。初めての場合は仮想マシンを起動する前に、BIOS文字列が正しいことを確認してください。

vm-crashdump-list

xe vm-crashdump-list [vm-selector=vm selector value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンに関するクラッシュダンプのリストを出力します。

オプションの引数paramsを使用して特定のパラメーター値を持つオブジェクトだけを出力する(つまりリストをフィルターする)場合は、そのオブジェクトのパラメーターのリストを含む文字列を値として指定します。または、キーワードallを指定してすべてのパラメーターのリストを出力することもできます。paramsを使用しない場合、使用可能なすべてのパラメーターのうち、デフォルトのサブセットが出力されます。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-data-source-list

xe vm-data-source-list [vm-selector=vm selector value...]
<!--NeedCopy-->

仮想マシンで、記録可能なデータソースのリストを出力します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべての仮想マシンに対してその操作が実行されます。

データソースには、パラメーターとしてstandardおよびenabledがあり、このコマンドの出力で確認できます。データソースのenabledパラメーターがtrueの場合、そのデータソースのメトリクス情報がパフォーマンスデータベースに記録中であることを示します。standardパラメーターがtrueのデータソースでは、デフォルトでメトリクス情報がパフォーマンスデータベースに記録されます(enabledパラメーターにtrueが設定されます)。データソースのstandardパラメーターがfalseの場合、そのデータソースのメトリクス情報がパフォーマンスデータベースにデフォルトで記録されないことを示します(enabledパラメーターにfalseが設定されます)。

データソースメトリクスのパフォーマンスデータベースへの記録を開始するには、vm-data-source-recordコマンドを実行します。このコマンドは、enabledtrueに設定します。停止するには、vm-data-source-forgetを実行します。このコマンドは、enabledfalseに設定します。

vm-data-source-record

xe vm-data-source-record data-source=name_description_of_data-source [vm-selector=vm selector value...]
<!--NeedCopy-->

仮想マシンで、指定したデータソースを記録します。

これにより、仮想マシンの永続的なパフォーマンスメトリクスデータベースにデータソースからの情報が書き込まれます。このデータベースは、パフォーマンス上の理由から、通常のエージェントデータベースとは区別されます。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべての仮想マシンに対してその操作が実行されます。

vm-data-source-forget

xe vm-data-source-forget data-source=name_description_of_data-source [vm-selector=vm selector value...]
<!--NeedCopy-->

仮想マシンのデータソースを指定して記録を停止して、記録済みのすべてのデータを消去します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべての仮想マシンに対してその操作が実行されます。

vm-data-source-query

xe vm-data-source-query data-source=name_description_of_data-source [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

仮想マシンで、指定したデータソースを表示します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。ホストを選択するパラメーターを指定しない場合、すべての仮想マシンに対してその操作が実行されます。

vm-destroy

xe vm-destroy uuid=uuid_of_vm
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンを破棄します。その仮想マシンに関連付けられたストレージはそのまま残ります。ストレージも削除するには、xe vm-uninstallを使用します。

vm-disk-add

xe vm-disk-add disk-size=size_of_disk_to_add device=uuid_of_device [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンにディスクを追加します。deviceパラメーターは、仮想マシンのallowed-VBD-devicesパラメーターの値から選択します。

disk-sizeパラメーターは、バイト単位またはIEC標準のKiB、MiB、GiB、およびTiBを使用して指定できます。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-disk-list

xe vm-disk-list [vbd-params] [vdi-params] [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンに接続されているディスクのリストを出力します。vbd-paramsおよびvdi-paramsパラメーターは、それぞれのオブジェクトのフィールドを制御して出力します。この2つのパラメーターをコンマ区切りリストとして指定するか、完全なリストの場合は特殊キーallを指定します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-disk-remove

xe vm-disk-remove device=integer_label_of_disk [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンからディスクを削除して、そのディスクを破棄します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-export

xe vm-export filename=export_filename [metadata=true|false] [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定された仮想マシン(ディスクイメージを含む)を、ローカルマシン上のファイルにエクスポートします。仮想マシンのエクスポート先のファイル名を、filenameパラメーターで指定します。ファイル名の拡張子として、.xvaが付きます。

metadataパラメーターがtrueの場合、ディスクはエクスポートされません。仮想マシンメタデータのみが出力ファイルに書き込まれます。このパラメーターを使用することで、仮想マシンのストレージをほかの方法で移動して、仮想マシン情報を再作成できるようになります。詳しくは、vm-importを参照してください。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-import

xe vm-import filename=export_filename [metadata=true|false] [preserve=true|false][sr-uuid=destination_sr_uuid]
<!--NeedCopy-->

以前にエクスポートしたファイルから仮想マシンをインポートします。preservetrueに設定すると、元の仮想マシンのMACアドレスが保持されます。sr-uuidによって、仮想マシンのインポート先のストレージリポジトリを決定します。このパラメーターが指定されていない場合、デフォルトのストレージリポジトリが使用されます。

metadatatrueに設定すると、エクスポート済みのメタデータを、それに関連付けられているディスクブロックを除外してインポートできます。このメタデータのみのインポートは、VDIが見つからない場合(ストレージリポジトリとVDI.locationにより指定)に失敗します。この場合、--forceオプションを指定して強制的にインポートできます。ディスクのミラーまたは移動が可能な場合、メタデータのインポート/エクスポートは、異なるリソースプール間で仮想マシンをすばやく移動するための手段になります(障害復旧時など)。

注:

複数の仮想マシンをインポートする場合は、同時に実行するよりも順番に実行した方が早く完了します。

vm-install

xe vm-install new-name-label=name [template-uuid=uuid_of_desired_template] [template=template_uuid_or_name] [sr-uuid=sr_uuid | sr-name-label=name_of_sr][copy-bios-strings-from=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

テンプレートから仮想マシンをインストールまたは複製します。template-uuid引数またはtemplate引数のいずれかを使用して、テンプレート名を指定します。sr-uuid引数またはsr-name-label引数のいずれかを使用して、ストレージリポジトリを指定 します。BIOSで特定ホスト用にロックされたメディアからインストールする場合は、copy-bios-strings-from引数を指定します。

注:

既存のディスクを持つテンプレートからインストールする場合は、デフォルトでそのディスクと同じストレージリポジトリ上に新しいディスクが作成されます。ストレージリポジトリがサポートする場合は、これらのディスクの高速複製が実行されます。ほかのストレージリポジトリをコマンドで指定した場合は、新しいディスクがそのストレージリポジトリ上に作成されます。この場合、高速複製は不可能であり、完全コピーが実行されます。

既存のディスクを持たないテンプレートからのインストールでは、指定したストレージリポジトリ、またはプールのデフォルトストレージリポジトリ(ストレージリポジトリを指定しない場合)上に新しいディスクが作成されます。

vm-is-bios-customized

xe vm-is-bios-customized
<!--NeedCopy-->

仮想マシンのBIOS文字列がカスタマイズされているかどうかを示します。

vm-memory-dynamic-range-set

xe vm-memory-dynamic-range-set min=min max=max
<!--NeedCopy-->

仮想マシンのダイナミックメモリ範囲を設定します。ダイナミックメモリ範囲は、仮想マシンのメモリのソフト下限と上限を定義します。仮想マシンが実行中または停止中にこれらのフィールドを変更することは可能です。ダイナミックレンジは静的範囲内に収まる必要があります。

vm-memory-limits-set

xe vm-memory-limits-set static-min=static_min static-max=static_max dynamic-min=dynamic_min dynamic-max=dynamic_max
<!--NeedCopy-->

仮想マシンのメモリ制限を構成します。

vm-memory-set

xe vm-memory-set memory=memory
<!--NeedCopy-->

仮想マシンのメモリ割り当てを設定します。

vm-memory-shadow-multiplier-set

xe vm-memory-shadow-multiplier-set [vm-selector=vm_selector_value...] [multiplier=float_memory_multiplier]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンのシャドウメモリ乗数を設定します。

これは、ハードウェア支援型仮想マシンに割り当てられるシャドウメモリの量を変更するための高度なオプションです。

Citrix Virtual Appsなどの特化したアプリケーションの処理負荷で最高のパフォーマンスを得るには、追加のシャドウメモリが必要です。

このメモリは、オーバーヘッドとして考えることができます。シャドウメモリは、仮想マシン用の通常のメモリとは別に計算されます。このコマンドを実行すると、その乗数に応じてホスト上の空きメモリ量が減り、HVM_shadow_multiplierフィールドが、Xenが仮想マシンに割り当てた値で更新されます。XenServerホストの空きメモリ量が足りない場合は、エラーが返されます。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。

vm-memory-static-range-set

xe vm-memory-static-range-set min=min max=max
<!--NeedCopy-->

仮想マシンの静的メモリ範囲を設定します。静的メモリ範囲は、仮想マシンのメモリのハード下限と上限を定義します。仮想マシンの停止中にのみ、これらのフィールドを変更できます。ダイナミックレンジは静的範囲内に収まる必要があります。

vm-memory-target-set

xe vm-memory-target-set target=target
<!--NeedCopy-->

停止中または実行中の仮想マシンのメモリターゲットを設定します。指定された値は、仮想マシンのmemory_static_minの値およびmemory_static_maxの値で定義された範囲内でなければなりません。

vm-migrate

xe vm-migrate [compress=true|false] [copy=true|false] [host-uuid=destination_host_uuid] [host=name_or_ uuid_of_destination_host] [force=true|false] [live=true|false] [vm-selector=vm_selector_value...] [remote-master=destination_pool_master_uuid] [remote-username=destination_pool_username] [remote-password=destination_pool_password] [remote-network=destination_pool_network_uuid ][vif:source_vif_uuid=destination_network_uuid] [vdi:vdi_uuid=destination_sr_uuid]
<!--NeedCopy-->

このコマンドでは、指定した仮想マシンを物理ホスト間で移行します。

compressパラメーターは、xe pool-param-setmigration-compressionプールパラメーターを上書きします。

vm-migrateコマンドのhostパラメーターには、XenServerホストの名前かUUIDを指定できます。たとえば、2つのホストが共有しているストレージに仮想マシンのディスクがあるプール内でその別のホストに仮想マシンを移行するには、次のコマンドを実行します:

xe vm-migrate uuid=vm_uuid host-uuid=destination_host_uuid
<!--NeedCopy-->

ストレージを共有していない同一プール内のホスト間で仮想マシンを移動する(ストレージライブマイグレーション)には、次のコマンドを実行します:

xe vm-migrate uuid=vm_uuid host-uuid=destination_host_uuid \
    remote-master=192.0.2.35 remote-username=username remote-password=password
<!--NeedCopy-->

ストレージのライブマイグレーションでは、同じプール内で移行する場合でも、プールマスターのホスト名またはIPアドレス、ユーザー名、およびパスワードを指定する必要があります。

各VDIが格納されているストレージリポジトリは、次のようにして選択できます:

xe vm-migrate uuid=vm_uuid remote-master=192.0.2.35 remote-username=username remote-password=password host-uuid=destination_host_uuid \
    vdi:vdi_1=destination_sr1_uuid \
    vdi:vdi_2=destination_sr2_uuid \
    vdi:vdi_3=destination_sr3_uuid
<!--NeedCopy-->

また、移行後に仮想マシンに接続するネットワークは、次のようにして選択できます。

xe vm-migrate uuid=vm_uuid \
    vdi1:vdi_1_uuid=destination_sr1_uuid \
    vdi2:vdi_2_uuid=destination_sr2_uuid \
    vdi3:vdi_3_uuid=destination_sr3_uuid \
    vif:source_vif_uuid=destination_network_uuid
<!--NeedCopy-->

プール間の移行の場合は、次のコマンドを実行します:

xe vm-migrate uuid=vm_uuid remote-master=192.0.2.35 \
    remote-username=username remote-password=password \
    host-uuid=destination_host_uuid  \
    vif:source_vif_uuid=destination_network_uuid \
    vdi:vdi_uuid=destination_sr_uuid
<!--NeedCopy-->

ストレージライブマイグレーション、ライブマイグレーション、ライブVDIマイグレーションについて詳しくは、「仮想マシンの移行」を参照してください。

注:

XenServerまたはCitrix Hypervisorの古いバージョンからアップグレードする場合、仮想マシンの移行後にすべての仮想マシンをシャットダウンして起動し、新しい仮想化機能が確実に反映されるようにする必要があります。

デフォルトでは、仮想マシンが一時停止し、移行後に別のホスト上で再開します。liveパラメーターは、ライブマイグレーションを選択します。ライブマイグレーションは仮想マシンを実行したまま移行できます。したがって、このときの仮想マシンのダウンタイムが最小化されます。仮想マシンでメモリ負荷の高い処理を実行中など、状況によってはライブマイグレーション機能が無効になります。この場合、仮想マシンを一時停止してからメモリ転送が行われます。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-pause

xe vm-pause
<!--NeedCopy-->

実行中のVMを一時停止します。この操作では、関連するメモリは解放されません(vm-suspendを参照)。

vm-reboot

xe vm-reboot [vm-selector=vm_selector_value...] [force=true]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンを再起動します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

強制的な再起動を引き起こすには、force引数を使用します。これは、物理サーバーの電源ケーブルをコンセントから抜くことに相当する操作です。

vm-recover

xe vm-recover vm-uuid [database] [vdi-uuid] [force]
<!--NeedCopy-->

指定したVDIのデータベースから仮想マシンを回復します。

vm-reset-powerstate

xe vm-reset-powerstate [vm-selector=vm_selector_value...] {force=true}
<!--NeedCopy-->

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

これは、プール内のメンバーホストがダウンしたときのみに使用する、高度なコマンドです。このコマンドを使用して、仮想マシンの電源状態を強制的にhaltedとしてプールコーディネーターに認識させます。基本的に、このコマンドにより仮想マシンとそのディスクが強制的にロックされるため、その仮想マシンをプール内の別のホスト上で起動できます。このコマンドではforce引数の指定が必須で、これを指定しないと失敗します。

vm-restart-device-models

xe vm-restart-device-models [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

ホスト上でこのVMのデバイスモデルを再起動します。デバイスモデルの再起動中は、VMを停止、起動、または移行することはできません。仮想マシンのエンドユーザーは、セッションがわずかに一時停止して再開されることに気づく場合があります。

注:

Windows仮想マシンでデバイスモデルの再起動操作をサポートするには、仮想マシンにWindows向けXenServer VM Toolsがインストールされている必要があります。

vm-resume

xe vm-resume [vm-selector=vm_selector_value...] [force=true|false] [on=host_uuid]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンを再開します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

仮想マシンがリソースプールの共有ストレージリポジトリ上にある場合は、起動するプールメンバーをon引数で指定します。デフォルトでは、システムにより適切な任意のホストが決定されます。

vm-retrieve-wlb-recommendations

xe vm-retrieve-wlb-recommendations
<!--NeedCopy-->

選択された仮想マシンのワークロードバランス推奨事項を取得します。

vm-shutdown

xe vm-shutdown [vm-selector=vm_selector_value...] [force=true|false]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンをシャットダウンします。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

仮想マシンを強制的にシャットダウンするには、force引数を使用します。これは、物理サーバーの電源ケーブルをコンセントから抜くことに相当する操作です。

vm-snapshot

xe vm-snapshot new-name-label=name_label [new-name-description+name_description]
<!--NeedCopy-->

ストレージレベルの高速ディスクスナップショット処理により、既存の仮想マシンをスナップショットします(サポートされる場合)。

vm-start

xe vm-start [vm-selector=vm_selector_value...] [force=true|false] [on=host_uuid] [--multiple]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンを起動します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

仮想マシンがリソースプールの共有ストレージリポジトリ上にある場合は、その仮想マシンを起動するプールメンバーをon引数で指定します。デフォルトでは、システムにより適切な任意のホストが決定されます。

vm-suspend

xe vm-suspend [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンを一時停止します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-uninstall

xe vm-uninstall [vm-selector=vm_selector_value...] [force=true|false]
<!--NeedCopy-->

仮想マシンをアンインストールし、そのディスク(RWとマークされ、この仮想マシンにのみ接続されているVDI)とそのメタデータレコードを破棄します。仮想マシンのメタデータだけを破棄するには、xe vm-destroyを使用します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

vm-unpause

xe vm-unpause
<!--NeedCopy-->

一時停止した仮想マシンの一時停止を解除します。

vm-vcpu-hotplug

xe vm-vcpu-hotplug new-vcpus=new_total_vcpu_count [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

実行中のLinux仮想マシンで使用可能なvCPUの数を動的に調整します。vCPUの数は、パラメーターVCPUs-maxによって制限されます。Windows仮想マシンの場合、常にVCPUs-maxに設定された数の仮想CPUを使用します。この値を変更した場合、仮想マシンの再起動が必要です。

new-vcpusパラメーターを使用して、このコマンドの実行後に必要な仮想CPUの新しい合計数を定義します。追加する仮想CPUの数を指定するために、このパラメーターを使用しないでください。たとえば、仮想マシンに既存の仮想CPUが2つあり、さらに2つの仮想CPUを追加する場合は、new-vcpus=4を指定します。

このコマンドの対象Linux仮想マシンまたはWindows仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

注:

XenServer VM ToolsをインストールせずにLinux仮想マシンを実行する場合、仮想マシンで以下のコマンドをrootとして実行し、新しくホットプラグされたvCPUが確実に使用されるようにする必要があります:# for i in /sys/devices/system/cpu/cpu[1-9]*/online; do if [ "$(cat $i)" = 0 ]; then echo 1 > $i; fi; done

vm-vif-list

xe vm-vif-list [vm-selector=vm_selector_value...]
<!--NeedCopy-->

指定した仮想マシンのVIFのリストを出力します。

このコマンドの対象仮想マシンを指定するには、標準的な方法を使用します。詳しくは、「vmオブジェクトセレクター」を参照してください。VIFではなく仮想マシンがフィルターの対象になることに注意してください。オプションの引数には、このセクションの冒頭に挙げられている、vmオブジェクトのパラメーターをいくつでも指定できます。

スケジュールされたスナップショット

仮想マシンのスケジュールされたスナップショットとその属性を操作します。

vmssオブジェクトのリストは、標準オブジェクトリストコマンド(xe vmss-list)を使用して出力でき、パラメーターは標準パラメーターコマンドを使用して操作できます。詳しくは、「低レベルパラメーターコマンド」を参照してください

vmss-create

xe vmss-create enabled=True/False name-label=name type=type frequency=frequency retained-snapshots=value name-description=description schedule:schedule
<!--NeedCopy-->

プールのスナップショットスケジュールを作成。

例:

xe vmss-create retained-snapshots=9 enabled=true frequency=daily \
    name-description=sample name-label=samplepolicy type=snapshot \
    schedule:hour=10 schedule:min=30
<!--NeedCopy-->

スナップショットスケジュールには次のパラメーターがあります。

パラメーター名 説明 種類
name-label スナップショットスケジュールの名前。 読み取り/書き込み
name-description スナップショットスケジュールの説明。 読み取り/書き込み
type ディスクスナップショットまたはメモリスナップショット。 読み取り/書き込み
frequency 毎時、毎日、毎週 読み取り/書き込み
retained-snapshots 保持するスナップショット範囲:1~10。 読み取り/書き込み
schedule schedule:days(月曜日〜日曜日)、schedule:hours(0〜23)、schedule:minutes(0、15、30、45) 読み取り/書き込み

vmss-destroy

xe vmss-destroy uuid=uuid
<!--NeedCopy-->

プールのスナップショットスケジュールを破棄。

USBパススルー

USBパススルーは、USBバージョン1.1、2.0、および3.0でサポートされています。

USBパススルーの有効化/無効化

xe pusb-param-set uuid=pusb_uuid passthrough-enabled=true/false
<!--NeedCopy-->

USBパススルーを有効/無効にします。

pusb-scan

xe pusb-scan host-uuid=host_uuid
<!--NeedCopy-->

PUSBをスキャンして更新します。

vusb-create

xe vusb-create usb-group-uuid=usb_group_uuid vm-uuid=vm_uuid
<!--NeedCopy-->

プールに仮想USBを作成します。仮想マシンを起動して、USBを仮想マシンにパススルーします。

vusb-unplug

xe vusb-unplug uuid=vusb_uuid
<!--NeedCopy-->

仮想マシンからUSBを接続解除します。

vusb-destroy

xe vusb-destroy uuid=vusb_uuid
<!--NeedCopy-->

仮想マシンから仮想USB一覧を削除します。

コマンドラインインターフェイス